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[試合後談話]2026.6.13

大阪で駆け引き光るサウスポー対決! 中川抹茶と山名生竜が激突

サウスポー対決を制したのは?
 日本フェザー級7位の中川抹茶(32=KWORLD3)が13日、大阪176BOXで開催された「BENKEI FIGHT vol.10」のメインイベント、スーパーフェザー級8回戦で山名生竜(24=HKスポーツ)と対戦した。

 6連勝中の中川がランカーの実力を示すのか、それとも北九州から乗り込んだ山名がランキング戦線へ名乗りを上げるのか。サウスポー同士による駆け引きと主導権争いが続いた。
山名生竜(HKスポーツ)が下剋上!
 サウスポー同士による一戦は、初回に中川が右フックを合わせてペースを握った。しかし、2回、山名が左クロスを好打。以降は前の手を巧みに使いながらワンツーを軸に組み立て、思い切りの良い左オーバーハンドで、主導権を引き寄せた。後手に回った中川も7回、左ストレートから右フックにつなげて巻き返しを図る。だが最終8回も山名が左オーバーハンドを印象的にヒットし、最後まで攻勢を貫いた。
「ビッグパンチをもらわないことを徹底した」
 3度目の挑戦で日本ランキング入りを確実とした山名は、結果が告げられた瞬間こそ感情を爆発させたものの、控室では落ち着いた表情を見せた。

 「嬉しいけど、ここでは満足していない」

 「相手のジャブは無視して、ビッグパンチだけもらわないことを徹底した。これまでの試合では、効かせたら行かないといけないと焦ってカウンターをもらっていたが、恭佑の『ジャブだぞ!』という声が聞こえて、冷静に戦うことができた。試合の時、一番耳に入ってくるのは恭佑の声」と語り、サブセコンドを務めたジムの後輩で日本フェザー級王者の岡本恭佑(22)への感謝を口にした。
HKスポーツの勢いが止まらない!
 切磋琢磨してきた岡本が今年3月の王座決定戦で王者となったことについては、「もちろん嬉しかったが悔しさもあった。負けた時も皆が慰めてくれる中、恭佑は『こんなもんじゃないだろ!』と発破をかけてくれた。何としても結果を出したかった」と胸中を明かした。

 岡本は「ジャブがよく出て良い試合だった。でも、まだまだこれから」と先輩への期待を寄せた。

中川麦茶選手と戦いたい

 日本ランキング入りを確実とした山名は今後について、「同じ階級の日本チャンピオンは恭佑なので、地域王座を狙っていきたい。もし、やってくれるなら麦茶選手とやりたい」と、中川抹茶の兄で日本フェザー級4位の中川麦茶(37=ミツキ)の名前を挙げた。
「左が見えなかった」
 一方、連勝が止まった中川は「サウスポーとの対戦は10年ぶりで、スパーリングで対策していたが、8オンスのグローブでは距離感が違った。2ラウンドに効いてしまった。用意していた作戦がハマらず、ボクシングの幅が狭かった。相手の左が見えなかった。自分が弱かった。ボクシングは難しいですね」と、悔しさを噛み締めながら振り返った。
採点表