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[試合後談話]2026.5.17

三重・津が熱狂! 山辺蓮と眞下公翔の意地が激突!

三重を熱くした!
 日本フェザー級15位の山辺蓮(29=市野)が17日、三重メッセウィングNHKで開催された「REAL FIGHT.11」のメインイベントに出場し、フェザー級8回戦で眞下公翔(23=横浜光)と対戦した。

 1年ぶりの地元凱旋。会場には山辺の勝利を待ち望む多くのファンが詰めかけた。一方の眞下もランキング奪取を狙う若手実力者。地元の期待を背負う山辺と、上位進出を狙う眞下の思いが真正面からぶつかり合った!
山辺蓮(市野)が3回TKO勝ち!
 サウスポー同士による一戦は、お互いに強気にパンチを振るい、スリリングな攻防。2回、眞下は緩急をつけながらワンツーを好打。3回、眞下は左オーバーハンドで効かせるが、ここを踏ん張った山辺は、左ボディアッパーで流れを引き寄せると、ワンツー連打でレフェリーストップ勝ち。ストップと同時に、眞下はキャンバスに崩れ落ちた。
「地元で負けるわけにはいかない」
 激戦を制した山辺は「左で効かされてヤバいと思ったが、勢いで攻めるのではなく脇を絞って打つことを心掛けた。効かせたら1秒でも早く終わらせるのが会長の教えなので、仕留めにいった。ここ最近で一番強い相手だった」と、拳を交えた眞下を称えながら安堵の表情を見せた。

 さらに「地元で恥をかくわけにはいかなかった」と、メインイベンターとしての責任感ものぞかせた。

「トップ戦線に絡んでいきたい」

 現在、日本ランキング15位の山辺は、ランキングの兼ね合いによっては圏外へ押し出される可能性もある立場。それでも「タイミングもあるので何とも言えないが、トップランカーと戦いたい」と前を向いた。

フェザー級には俺もいる!

 地元・三重では5勝(4KO)1敗。山辺にとって、この地は大きな力を与えてくれる特別なリングだ。
「効かせた時に力んでしまった」
 一方、健闘した眞下は、「相手はキャリアがあるので、最初から飛ばして体力を削っていく作戦だった。効かせたところで力んでしまい、パンチをもらってしまった。相手はジャブがキレていて強かった」と気丈に話すと、「課題を修正してまた戻ってきたい」と巻き返しを誓った。
山辺兄弟に注目!
 また、第4試合の中日本新人王フェザー級4回戦では、山辺大地(18=市野)と真志郎(18=トコナメ)が対戦した。強気に前進する真志郎に対し、山辺大地は丁寧なジャブで主導権を掌握。2回には左ボディで動きを止めると、一気の連打でフィニッシュ。鮮烈なプロデビュー戦を飾った。

 山辺大地はメインイベントを務めた山辺蓮の実弟。10歳上の兄の背中を追い、高校入学と同時にボクシングを始めた。アマチュア経験を積み、この日を迎えた。

 試合前には兄から激励を受けたといい、「勝ち進んで後楽園ホールのリングに上がる」と全日本新人王を見据えた。
市野将士会長
 全試合終了後、取材に応じた市野将士会長は、「山辺は先に効かされたが、たまたま当たって勝てた。運も実力のうち。勝てて良かった」と振り返る一方、「これは声を大にして言いたいが、うちのジムは強い選手としかやらせない」と力強く語った。

 興行全体を通して熱戦が続き、三重のリングを熱くした。市野会長は、今後も年1回ペースで地元興行開催を継続する方針を示した。