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[試合後談話]2026.5.2

阿部麗也と下町俊貴が対決!

東西屈指のサウスポー対決

 世界挑戦を見据えた重要な一戦となるフェザー級10回戦が2日、東京ドームで行われ、阿部麗也(33=KG大和)と下町俊貴(29=グリーンツダ)が拳を交えた。

下町俊貴(グリーンツダ)の勝利

 東西屈指の技巧派サウスポー対決は、下町がジャブを軸に主導権。阿部もボディワークと左で応戦し、神経戦が続いたが、終盤に下町がインサイドと連打で攻勢を印象づける。判定は2者支持で、下町が技術戦を制した。

採点表

 下町は試合後「評価の高い阿部選手に勝てて嬉しい」と安堵の表情を浮かべながら口を開いた。

 試合を振り返り、「ラウンドごとに動きを変えてきたので、ポイントが取れているか不安だった」と神経戦の難しさを明かし、それでも、「長谷川穂積さんのアドバイス通り、阿部選手の独特のリズムに付き合わず、自分の距離でジャブを突いた。後半は前に出たことがうまくハマった」と勝因を語った。

下町俊貴(グリーンツダ)ともといし

 さらに、「自分のスタイルじゃないボクシングで勝てたことが、今後の自信になるかはわからないが、阿部選手に勝てたことは嬉しい」と率直な思いを口にし、「今回は多くの人が観ていて、負けるために来たわけじゃないという姿は見せられたと思う」と胸を張った。

 同席した本石昌也会長は「阿部選手に勝てたことは価値がある。内容のことはあるが、まずは勝てたことが嬉しい」と評価。「世界を目指す下町がこの舞台で勝てたことは、グリーンツダジムにとっても価値のある勝利」と締めくくった。

悔しさが滲んだ試合後会見

 惜しくも敗れた阿部は「内容としてはモヤモヤが残ったが、ポイントが取り切れていない以上、結果を受け入れるしかない」と潔く良さを見せた。

 内容について「相手の動きは想定内だったが、前の手が邪魔で、模索しながらの戦いになった。中盤以降はフットワークで翻弄できたが、ラウンドを通してヒットに繋がらず、崩し切れなかったのは下町選手の上手さ」と、振り返った。「今回のイベントに出ている選手と比べて、自分は一般人。サラリーマンボクサーとしてやってきて、観客に共感は見せられたと思う」その上で、「この立ち位置で、このスタイルでやっている選手は多くない。覚悟を持って上に行くと決めて、周りに支えられてきたことがモチベーションだった」と続けた。

片渕剛太会長と阿部麗也(KG大和)

 最後は「こういう舞台でボクシングができるのは貴重な経験。勝って終わりたかった」と、悔しさを滲ませながら言葉を選んだ。

 同席した片渕剛太会長は、「予想通り距離が遠かった。下から崩すために圧をかけたが、ヒット数は互角でも手数は相手が上だった」と試合を総括した。