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[インタビュー]2026.4.3

再起の11ヶ月。力石政法「出し切っていない」が導く逆襲

力石政法(大橋)
 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級9位の力石政法(31=大橋)は、4月13日(月)、後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル154」のセミファイナル、60.0kg契約8回戦でWBAアジア同級王者のリト・バデナス(比)を相手に再起戦に臨む。

 力石は、昨年5月、IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に臨んだが、判定負けでタイトル獲得ならず。痛めていた左肩を手術し、11ヶ月ぶりにリングに帰ってくる。

 拳を交えるバデナスは、7連続KO中で、昨年11月に敵地インドネシアでWBAアジア王座奪取に成功しており、力石にとって侮れない相手だ。

  あの敗戦は、単なる「世界との差」ではなかった。

 リングに上がる前から抱えていた不安、消しきれなかった迷い。力石は、自らの内面に潜んでいた"敗因"をはっきりと言語化した。

 「気持ちで負けていた部分があった」

 だからこそ、この再起戦は単なる復帰戦ではない。自分自身を取り戻すための一戦だ。

■バデナス選手は、再起戦の相手としては強敵です。
力石  (相手は)デビュー当初は全然でしたが、試合を重ねるごとに強くなっていて、危険な相手です。

■改めて、対戦相手の印象を教えてください。
力石 体が柔らかくてパンチを振ってきますし、フィリピン人の長所を活かしてくるボクサーです。

■前回の世界戦から11ヶ月ぶりの試合。ここまで長かったと思いますが。
力石 でも、あっという間でしたよ。あれからもう1年が経ったんだなと思ったくらいです。

■本格的にジムワークを再開したのは、いつからですか?
力石 ガッツリやり始めたのは3ヶ月後です。肩の手術をして2週間後にギプスが取れてからシャドーボクシングはしていました。肩の状況次第でしたが、早ければ2月に試合と聞いていました。

■やはり早く再起戦をしたかったと思いますが。
力石 不甲斐ない内容で、ずっと頭から離れなかったです。全てを出し切ったならアレですが。ずっとモヤモヤしていたので、早く自分の力をリングで出したかったです。試合が終わった後なので「たら、れば」になってしまうのですが、そこは難しいですね。怪我もありましたが、負けたら引退しようと思っていたんですよ。


■そのようなことを考えていたのですね。
力石 しかし、試合の翌日に正道(兄・矢吹正道)から「こんなダサい終わり方するな」と言われて。「もし、肩の怪我がなかったら」とか考えるようになってしまって。「ああ、出し切っていないんだな」と。

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