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[コラム]2026.4.1

なぜ2人は今まで戦わなかったのか? 井上尚弥と中谷潤人、12年のニアミス

モンスターとビッグバン
 その試合が決まった瞬間、日本ボクシング界がざわついた。

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)と、世界3階級制覇王者の中谷潤人(28=M.T)。

 「モンスター」と「ビッグバン」。

 日本ボクシング界を代表する無敗の2人が、ついに戦う。

 舞台は東京ドーム。

 1988年の開場以来、38年の歴史の中でボクシング興行が行われるのはわずか4度。日本人同士によるメインイベントは、史上初となる。

 日本ボクシング史上最大級の一戦。

 だが、この対決は突然生まれたものではない。

 2人が初めて同じ時間軸に立ったのは、2012年10月。井上尚弥がプロデビューを果たした、その日だった。

 ここから数えて、12年——。

 2人は同じ時代を走りながら、何度もすれ違ってきた。