[東京ドーム決戦]2026.1.17
井上尚弥と中谷潤人、本当の勝負は5月
ボクサーの現役寿命が延びたことで、「加齢による変化」や「ピークアウト」を語る機会が増えた。中でも最も顕著なのは、視力や反応速度の変化だろう。世界のトップ戦線で戦う選手であればあるほど、それまで誤差の範囲に収まっていた僅かなズレが、無視できない違和感として表面化する。
元世界王者の内山高志氏は、引退前の現役時代を振り返り「以前ならもらわなかったパンチが、かするようになった」と語っていた。パンチ力やスピードそのものが急激に落ちるわけではない。ただ、反応が一瞬遅れる。その“ほんの一拍”が、トップレベルでは決定的な差になる。