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[訃報]2025.12.31

ジョシュアのチーム関係者2人死去

WBCが哀悼

 WBC(世界ボクシング評議会)は31日、マウリシオ・スライマン会長名で声明を発表し、元世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュアのチームメンバーであるシナ氏とアブドゥル・ラティフ氏が亡くなったことに対し、深い哀悼の意を表した。

 声明によると、悲劇はナイジェリア・ラゴスで発生。極めて複雑な状況下で起きた不幸な出来事により、ジョシュアを長年支えてきた2人の命が失われたという。WBCは「世界中のボクシングファミリーが、この取り返しのつかない喪失に深い悲しみを抱いている」とし、遺族や関係者に対して連帯と支援の思いを送った。

 また、WBCはジョシュア本人についても言及。現在は現地の病院で治療を受けており、容体は安定していて回復に向かっていると説明した。WBCは引き続き状況を注視するとともに、「身体的にも精神的にも、完全な回復を心から願っている」とコメントしている。

 声明の最後には、「シナ氏とアブドゥル・ラティフ氏は、その忠誠心と献身によって、永遠にボクシング界の記憶に刻まれる」とし、冥福を祈る言葉で締めくくられた。