[試合後談話]2025.12.27
矢吹正道がアルバラードと対決!
激闘は想定内
IBF(国際ボクシング連盟)世界フライ級タイトルマッチが27日、愛知県国際展示場で開催された「SAIKOU×LUSH 4」のメインイベントで行われ、チャンピオンの矢吹正道(33=緑)が、挑戦者に同級1位のフェリックス・アルバラード(36=ニカラグア)を迎えて初防衛に臨んだ。
もっと上手くできると思った
最初から距離を詰めてボディを叩きにきたアルバラードに対して、矢吹は下がって打ち合いに応戦。コーナーから体を入れ替えて、右ストレートの打ち下ろしと左ボディを削ってダメージを与え続けた。試合が動いたのは11回、速いパンチの交換から左フックから右ストレートを被せてダウンを奪った。そして迎えた最終回、右ストレートを打ち込んで勝負あり。矢吹が実力者アルバラードを打ち崩した。
ダウンはダメージの蓄積
試合後会見で矢吹は、「予想通りの苦しい展開。もうちょっと接近戦を上手くできると思った。頭からくるから打つところがなかった。序盤に多少パンチが当たるんで、力んじゃった」と、反省の弁が口をついた。採点表を見れば、4回と5回にポイントを取られていたが、その他のラウンドは、矢吹のカウンターと的確なパンチの着弾が評価されていた。
ほとんど傷もない顔だったが、「横は打たれたので、明日はボコボコたんこぶができてると思う」と、勝利の代償に苦笑いした。アルバラードに関しては、「パンチはちょっと硬い。余裕はあるつもりで戦っていたが、ボディジャブは伏線で、その後にパッパンとくることを警戒した。逆転KO負けは嫌だったので気が抜けない展開だった」と振り返った。
採点表
経験豊富な矢吹は、中盤からの攻防戦に焦りはなかった。「数を打とうと思って、一度落ち着いた」と、冷静な試合運びが功を奏した。それでも、「良かったのは結果だけ。まだまだダメ」とし、「まだまだ伸び代はあると思った」と、さらなる成長を誓った。
試合前に、この日が緑ジムの松尾敏郎会長の78歳の誕生日であることを知ったという矢吹。「勝ったら言おうと思っていた」と明かし、試合後のリング上フラッシュインタビューでは「おめでとうございます」と祝福の言葉を贈り、勝利という最高のプレゼントを届けた。
ホッと一息
今後に関して、防衛することへのこだわりはないという矢吹は、「王座統一戦や階級を上げることも考えたい」と、選択肢を増やして検討するとした。