[試合後談話]2025.12.17
後楽園ホールも激アツ!
後楽園ホールも熱かった!
後楽園ホールで17日、(株)enect presents FIGHT for PRIDE vol.5が開催され、メインイベントではアマ戦歴75戦52勝(8RSC)23敗を持つ木戸口謙辰(26=三迫)とプロ叩き上げの一道宏(41=T&Tスポーツジム)の拳が激突した。
アマのテクニック対叩き上げの倒し屋の一戦の行方は?
アマのテクニック対叩き上げの倒し屋の一戦の行方は?
一道がKOで締め括った!
初回、独自の軌道で左右フックからの右で先制した一道に対して、木戸口はワンツーで対抗。2回から一道がフルスロットルで攻勢を強め、3回にはワンツーで反撃を見せる木戸口に右からの左の返しが直撃し、木戸口はダウンを喫した。再開後、一道が連打で追撃をかけると、木戸口のダメージを考慮したレフェリーがノーカウントで試合をストップした。
「距離感が独自でやりずらかった」
試合後、華やいだ雰囲気の控え室で一道が取材に応じてくれた。
「木戸口選手は、距離感が独特でやりづらかった。初動が見えづらく、最初は正直、何をしていいのかわからなかった」と序盤を振り返った。試合中は「セコンドの指示を聞くのに必死だった」と語った。「ジャブを打って距離を詰め、プレスをかけろと言われ、その通りに動いた」と修正点を明かした。
ダウンを奪った場面については「追撃に対して相手が顎を引きながら下がっていて、返そうとすれば返せる体勢だった。そこは警戒していた」と冷静に分析。「そういう部分に巧さを感じた」と、相手への評価も忘れなかった。
「来年は修行の年になる」
メインイベントを任された重圧については「KOしなければというプレッシャーは感じてはいない。自分はいつも、必ず倒すと思ってリングに上がっている」と力強く語った。
現在41歳。4月には42歳を迎える一道は、先を見据えた明確なビジョンを持つ。「42歳で日本チャンピオンを狙える位置にいたい。そのために来年は修行の年になる。負ける試合が多くなるかもしれないが、目の前の結果だけを追っていては成長できない」。
キャリアは現在14戦目。「20戦しないと何も語れない。20戦して勝ち越せていたら、そのときにチャンピオンを目指したい」と、覚悟と現実を見据えた言葉で締めくくった。
「独自のタイミングに対応できなかった」
一方、TKO負けを喫した木戸口が取材に応じ、率直な心境を語った。
「1ラウンドでパンチを受けて、『このくらいなら大丈夫だ』と、少し安心してしまった部分があった」と振り返る。警戒していた一道のアッパーについては「対策はしていたが、独特のタイミングに対応しきれなかった」と悔しさをにじませた。
それでも「練習してきたこと自体は出せた」と手応えも口にする一方で、「結果につなげられなかったのは自分の甘さ」と敗因を冷静に受け止め、肩を落とした。