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[リングサイドの目]2025.12.17

赤穂亮氏が読み解く堤聖也vsノニト・ドネア

赤穂亮氏
 元日本バンタム級王者の赤穂亮氏が17日、両国国技館で行われた「U-NEXT BOXING.4」のメインイベント、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級団体内統一戦、正規王者の堤聖也(29=角海老宝石)対同級暫定王者で世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(43=比/米)を見届けた。

 赤穂氏は現役時代、ドネアのスパーリングパートナーを務めた経験を持ち、現在も親交が深い。その立場から見た今回の攻防は、数字以上に内容の濃いものだった。
ドネアはしっかりと体を作ってきていた」
 「毎回、2分40秒まではドネアがジャブを突いてラウンドを取る展開でしたが、最後に堤がパンチをまとめていた。その点で堤が上手いと感じました。ドネアはアップの時からパンチの切れが良く、計量前に会った時も体をしっかり作ってきていた。序盤は左ボディをうまく打っていましたが、途中から打たなくなりましたね。ただ、右アッパーはさすがでした」。
「堤選手のまとめ方が上手かった」
 赤穂氏の目に映った攻防は、数字では語りきれない価値を持つ。堤聖也がこの一戦で示したものは、世界戦線で生き抜くための確かな「完成度」だった。
粘り強く攻略した堤