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[試合後談話]2025.12.7

大阪でライト級サバイバルマッチ!

死闘を制したのはどっちだ。
   アオキクリスチャーノ(36=角海老)と石脇麻生(26=真正)のライト級ランカー対決が7日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で開催された、「CRASH BOXING VOL.36 REAL SPIRITS VOL.93」のメインイベント、ライト級8回戦で行われた。

   勝てば、タイトルマッチに大きく近づく一戦。西のボクシングの聖地で勝利を掴んだのはーー。
アオキクリスチャーノ(角海老宝石)が生き残った!
   ハードパンチャー同士が、レイジェスのグローブで激突した一戦。序盤はアオキが大きく上体を振りながらフックを狙い、石脇は正確な右ストレートとボディで対抗。中盤は近距離での攻防が続き、互いに被弾しながらも、気迫で打ち返す一進一退の展開となった。後半に入ると、疲労が見えながらも両者はプレスを緩めず、アオキは強打の左右フック、石脇も要所で左フックを合わせて主導権を渡さない。最終回、アオキのアッパーがクリーンヒットし、石脇が後退。続く連打で石脇の動きが止まったところを、レフェリーがストップし、アオキが死闘を制した。
「仕留められたのはトレーナーのおかげ」
   試合後、アオキが腫れた顔で激闘を振り返った。アオキは「いつもの自分なら、あそこで倒しきれなかった。最終ラウンド仕留められたのは、今後の自信になった」と胸を張った。

 倒しきれた要因を聞くと「トレーナーのおかげ」と言い、隣にいた竹内チーフトレーナーが作戦を教えてくれた。「最初は、オーバーハンドで当てる作戦だったが、ブロッキングされたので作戦を変えた。アオキがオーバー系のパンチを振ると、石脇は必ずダッキングをする。それを見抜いて、オーバーハンドを囮にしてアッパーを打ち込んだ」と裏側を明かした。
「早くベルトが欲しい」
 続けてアオキは序盤、ボディを打たれ劣勢になったことを聞かれると「バレてましたか?」とおどけて見せた。あの状況から盛り返せた要因を聞かれると、「根性です」ときっぱり答えた。

 この試合に勝利したことで、タイトル戦にグッと近づいたアオキ。今後の抱負を聞かれると「なんでもいいからベルトが欲しい。ボクシングを20年以上やっているので、早くとりたい」と力強く語り会見を締めた。
惜しくも破れた石脇麻生(真正)
 一方、破れた石脇麻生は控室で「相手のやりたいことに付き合ってしまった。ただただ自分の力不足」と悔しい胸の内を明かした。続けて石脇は「相手が低く構えていたので、やりづらかった。ボディも打ったが当てづらかった」と試合中の心境を語った。

 今後については「これを糧にするしかない」と小さな声で語った。
柴田尊文(グリーンツダ)
 この日のアンダーカード67.6kg契約8回戦で試合をした柴田は、序盤から回転力を上げ、近い距離で濱島に襲い掛かり、絶えず攻撃を続けKO勝利をあげた。

 試合後、柴田は記者に対して「濱島選手の気持ちの強さが印象的だった。序盤は気持ちで圧倒された。こんだけ頑張ってきたという気持ちと、応援してくれる人たちの声援があったから、最後倒し切ることができた」と、落ち着いた表情で話した。

 今後については「もちろん、チャンピオンになること。今日は勝ったが、チャンピオンになったわけではない。これからも頑張っていく」と力強く語った。