ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2025.11.9

前田稔輝が思わぬピンチ! ダウン応酬が生んだ結末

前田稔輝(KWORLD3)がダウン!
 OPBF東洋太平洋フェザー級6位の前田稔輝(29=KWORLD3)が9日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催された「BENKEI FIGHT vol.7」のセミファイナルに登場。スーパーフェザー級8回戦でアタノン・クンラウォン(29=タイ)と対戦した。

 1年1ヶ月ぶりにリングに上がった前田だが、驚きの展開が待ち受けていたーー。
3度のダウンを奪いKO勝ち!
 サウスポー前田が足でリズムを刻みながら、左ボディストレートを狙うと、返しのパンチをバックステップで回避。3回、前田の左ストレートが火を噴き、アタノンからダウンを奪取。さらに左ストレートでダウンを奪い、フィニッシュは時間の問題かと思われたが、その直後、アタノンの右カウンターが炸裂。前田の予期せぬダウンで、会場は一瞬ざわめきに包まれた。しかし、前田は地力を見せつけるように、再び左ストレートで倒して決着をつけた。
「(ダウンは)頭の位置が正面過ぎた」
 試合後、前田は「頭の位置が正面になってしまい、もらってしまった。自分でもまさか倒れるとは思わなかった。効いてしまい、やばいと思った」と苦笑い。それでも、「倒した左ストレートは、いずれも自然と出たパンチ。3ラウンドからはセコンドの指示も聞こえて、ここ数戦では一番良い内容だった」と手応えを語った。
「日本タイトルを目指す」
 移籍初戦を白星で飾った前田は、「(試合間隔が空いて)日本ランキングから外れてしまったので、まずは、またランクに戻ること。タイトルマッチは2度挑んで負けているので、もう一度勝負したい」と、フェザー級での日本タイトル奪取に強い意欲を示した。

 ダウンを喫しながらも、その一瞬の隙を逃さないキレ味鋭い左ストレートは健在。復帰戦として確かな存在感を残す内容だった。
「あと少しでKOできたのに…」
 一方、勝機を逃したアタノンは「もう少しでKOができたのに、もったいない試合だった。相手の左ストレートを待って右を合わせた。立ち上がれないと思うくらい手応えがあった」と興奮気味に語り、「前田は以前戦った時(2023年12月、前田の2回TKO勝ち)よりスピードがあった」と前田の進化を認めた。