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[試合後談話]2025.11.5

バンタム級ホープ西岡伶英が最終ラウンドに試練。

バンタム級8回戦
 日本バンタム級6位の西岡伶英(25=川崎新田)が5日、後楽園ホールで開催された「ホープフルファイトvol.44」のメインイベントに出場、バンタム級8回戦で、OPBF東洋太平洋同級14位のエイドリアン・レラサン(26=比)と対戦した。

  西岡にとって真価が問われる一戦。緊張感あふれる攻防を繰り広げた。
レラサンが最終回にダウンを奪って勝利
 序盤は西岡がジャブからワンツーにつなげると、サウスポーのレラサンは思い切りの良さを見せて対抗。緊張感あふれる攻防が続いた。6回、レラサンは右フックを強振すると、フィジカルの強さを活かし連打で攻勢。決定打こそもらっていない西岡だが、後手に回り失点。最終8回、レラサンは右フックを合わせてダウンを奪取。再開後、西岡は猛追したが、形勢を大きく変えるまでには至らなかった。
「相手のパワーに押されてしまった」
 初黒星を喫した西岡は「想定外ということではないが、左ストレートをもらって見栄えが悪く、パワーに押されてしまった。4ラウンド以降は、スピードを使う指示だったが、対応し切れなかった。押された場面も多く、ダウンがなくても負けていたと思う」と、率直な心境を吐露した。
大学の先輩、神足茂利さんのTシャツを着て入場
 さらにこの日は、8月2日の試合後に緊急搬送され、開頭手術の末に息を引き取った元プロボクサーで日本大学ボクシング部の先輩・神足茂利さんへの想いも胸にリングへ。神足さんの写真入りTシャツをまとい、彼が使っていた曲で入場した。「神足さんの試合から刺激をもらっていた。勝利を届けたかった」。その表情には無念とともに、先輩の想いを胸に、さらに強くなる決意が見えた。

 試練を経て、どこまで階段を駆け上がるのか。西岡伶英の次戦に注目したい。
ホープキラーぶりを発揮
 一方、アウェーで価値ある戦いを見せたレラサンは「(判定で)負けたと思っていたので驚いた。ダウンを奪った右フックは狙っていたパンチ。西岡はスピードがあって強かった」と振り返り、「また日本で戦いたい」と前向きな意欲を示した。これまでタイやカザフスタンでも勝利を挙げてきた"ホープキラー"が、その実力を存分に発揮した。
採点表