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[試合後談話]2025.10.21

阿部麗也と殿本恭平が11年ぶりのリマッチ!

リマッチ!
 日本フェザー級タイトルマッチが21日(火)、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル144」のセミファイナルで行われ、王者の阿部麗也(32=KG大和)と同級1位の殿本恭平(30=勝輝)が2014年12月の全日本新人王決定戦以来、約11年ぶりに拳を交えた。

 フェザー級のトップを牽引してきた阿部が返り討ちを果たしたのか? それとも殿本がリベンジを果たしたのかーー。
阿部麗也(KG大和)がダウンを奪う
 試合が動いたのは2回。サウスポーの阿部が左カウンターを的確に合わせ、殿本からダウンを奪取。立ち上がった殿本はダメージを感じさせず、トリッキーな動きで反撃した。4~5回は、前へ出る殿本に対し、阿部がカウンターで迎え撃つ構図が続いた。前半終了時の公開採点は、49-45×3で阿部がリード。6回には殿本の左フックが阿部をとらえたが、7回以降は阿部がフットワークを駆使しながら、要所で左ストレートをヒット。最終10回、殿本の猛追をクリンチでいなし、冷静に逃げ切った。
「阿部さん劇場は不発」と苦笑い
 初防衛に成功した阿部は、試合後「阿部さん劇場は不発でしたね」と苦笑い。「前に出るのか、カウンターで行くのか迷ってしまった。ポイントは取れていると思ったけど、(殿本選手は)打ち返してきて体の強さを感じた。最低限、勝てて良かったが、課題だらけ。ボクシングは難しいですね」と、勝者でありながら内容に満足しなかった。
「常に崖っぷち。勝ち続ける」
 また、11月24日(月・祝)にTOYOTA ARENA TOKYOでIBFフェザー級挑戦者決定戦に出場予定の中野幹士(30=帝拳)についても言及。

中野幹士(帝拳)との対戦を希望

 「同じ階級の日本人選手として頑張ってもらいたい。中野選手が世界チャンピオンになって、自分を指名してくれたら(世界への)一番の近道。そこに行くまでに勝ち続けること。一戦一戦が崖っぷち」と力強く語った。
「上手く逃げられてしまった」
 一方、敗れた殿本は「大きいパンチが入った後に、細かい動きに繋げられず、『行ったろう!』と気持ちが先走ってしまった」と悔しさをにじませた。「相手が様子を見ている中で上手くやろうと思い、気を抜いてしまったところにノーモーションでパンチをもらってしまった。前回の対戦と似た展開で、上手く逃げられ、捕まえさせてもらえなかった」と11年前の記憶を重ねた。

 それでも、「今後は、今日の反省点を修正していく」と前を向く殿本の表情には、次への決意がにじんでいた。

「今日の反省を活かす」

 勝輝ジムの大川和彦会長は「もっと細かく打てばペースを乱せたと思うが、どうしても動きが大きくなっていた」と分析。「今までで一番練習して、自分を奮い立たせていた。悔しい結果だが、やってきたことは無駄にならない」と愛弟子を労った。
採点表