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[試合後談話]2025.10.4

岩田翔吉が再起戦で魅せた!

岩田翔吉(帝拳)が攻める!
 前WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級王者の岩田翔吉(29=帝拳)が4日、後楽園ホールで開催された「「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.36」のセミファイナルに出場、110LB(約49.8㎏)契約10回戦で、WBO世界ミニマム級12位のエドウィン・カノ・ヘルナンデス(27=メキシコ)と対戦した。

 今年3月の世界戦以来の再起戦に臨んだ岩田のパフォーマンスに注目が集まった。
復活!
 初回から岩田がプレスをかけて、右ボディストレートでペースを握ると、左ボディを痛打。プレスをかけてジワジワと攻め立てた。サウスポー・カノは、足を使いながら折々で返したが、岩田の勢いを止められず。勝負が決まったのは7回、岩田は右ボディアッパーを突き刺し、ダウンを奪取! カノに10カウントを聞かせた。
圧勝にも反省するのも忘れず
 試合後、取材に応じた岩田は、「もう少し、こうしていればという部分はあったが、気持ちの強い選手に勝てたのは嬉しい」と、まずは笑顔を見せた。続けて、「自分が打たれ強いので、前回の試合(レネ・サンティアゴ戦)では全然効いていないのにポイントを全部持っていかれたのがトラウマになっていた。闘争心の作り方が難しかった」と胸の内を明かした。それでも「本田会長から喝を入れられて、闘争心に火をつけてもらった」とも話した。

 「今回も細かいパンチをもらってしまったのは反省点」と、勝利の中にも課題を見つめていた。
王座奪還へ!
 「まずは復帰戦で勝つことができて、すごく嬉しい。これから反省して、できなかったことに取り組んでいく」。再起の第一歩を踏み出した岩田の表情には、安堵とともに、次戦への確かな決意が浮かんでいた。
「岩田は良い選手だった」
 一方、最後はKO負けを喫したカノは、「良い試合だった」と短く言葉を絞り出すと、「岩田は良い選手だった」と潔く勝者を称えた。多くを語らなかったカノだったが、全力で戦った清々しさがその顔には浮かんでいた。