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[ニュース]2025.10.3

帝拳ジムが日本医科大学と連携 『セーフボクシングプロジェクト』始動

セーフボクシングプロジェクト

 帝拳ジムは今夏の重大事故を受け、ボクサーの安全対策を抜本的に強化するため、日本医科大学の全面的協力を仰ぎ「帝拳セーフボクシングプロジェクト」を発足することを明らかにした。

 まず同ジム主催興行のスケジュールを同大学付属病院・高度救命救急センターと共有し、開催時には救急科専門医および救急救命士数名が待機するドクターカーを会場に常設する。

 試合役員が出場選手の異変を察知した際には、リングドクターかセンター直通のホットラインを通じて、速やかに連絡。同センターの医師(救急科専門医もしくは脳神経外科専門医)が選手の状態を確認し、緊急の医療介入を要すると判断した場合は、ドクターカーで迅速に搬送し、適切な医療処置を施す。

 また、所属選手の定期健診などのデータ収集・蓄積、ジム内での事故対応にもホットラインを活用。密接な連携のもと、各選手の健康面を全面的にサポートする。

 今後は日本プロボクシング協会とも意見を交換しつつ、都心部で開催される全興行への適用拡大を目標としている。