[試合後談話]2025.9.14
日本ライト級新チャンピオン誕生!
日本ライト級王座決定戦
日本ライト級王座決定戦が14日、名古屋IGアリーナで行われ、同級1位の村上雄大(25=角海老宝石)と同級2位の今永虎雅(26=大橋)が対決した。
判定決着
空位の日本ライト級王座決定戦は、サウスポー対決。序盤から今永が冷静に試合を運び、左クロスやボディで優勢を築く。村上も手数で巻き返しを狙うが、突破口を開けず。後半も今永が主導権を握り、判定勝ちで新王者に輝いた。
新チャンピオン今永虎雅(大橋)
新王者となった今永は、試合後の会見場で穏やかな表情を見せ、「勝てて良かった。ホッとしている。目指すのは世界だが、1つタイトルを獲れたことは大きな一歩だと思う」と安堵の笑みを浮かべ、「今回の試合も大事だが、その先を見据えて練習してきた。それを、どれだけこの日本タイトルで出せるかをテーマにしてきて、自分のパンチが当たり、相手のパンチを貰わない距離感を意識し、それが試合でしっかりとやれた」と内容を振り返った。
成長ぶりを評価した八重樫東トレーナー
タッグを組む八重樫東トレーナーも「早いラウンドで倒すのも良いが、今回のように長いラウンドを戦い抜くことを経験でき、キャリアとして良い内容だった」と成長を評価。新王者の未来に期待を寄せた。
清々しい表情の村上雄大(角海老宝石)
白星を逃した村上は、試後の会見場で清々しい表情で「今永は強かった。ジャブが固く、1ラウンド目からボディを効かされたが、前に出続けることを意識した。頑張りました。ゆっくり休んで、また頑張りたい」と話し、新王者となった今永の実力を潔く認めた。
再起に期待!
サウスポー同士の攻防で突破口を開けなかったものの、最後まで手を止めなかった村上の姿勢は、角海老ジム陣営からも称賛され、「不利な下馬評のなか、予想以上の良い試合をしてくれた。最後まで頑張ってくれた」、「悔しい気持ちと、良くやったという気持ちの半々」と振り返り、村上を労った。