[海外試合結果]2025.9.14
激戦4冠戦!カネロvsクロフォード
カネロvsクロフォード
世界スーパーミドル級4冠統一王者サウル“カネロ”アルバレス(35=メキシコ)vs2階級団体統一王者テレンス・クロフォード(37=米)の4冠戦がいよいよ決行。日本時間の14日、米国・ラスベガスのアレジアント・スタジアムで70,482人という大観衆の中、ゴングが鳴った。
アンダーカードでは、WBC世界スーパーミドル級暫定王者クリスチャン・エンビリ(30=カメルーン)が、WBC世界同級7位レスター・マルチネス(29=グアテマラ)を相手に、暫定王座の初防衛戦を行った。
クロフォードが判定で3階級で4冠統一王者
今年最大のビッグマッチ、序盤からサウスポーのクロフォードが軽快なステップとジャブで主導権を握る。カネロは左ボディを軸にパワーパンチで応戦するも、単発に終始。中盤以降もクロフォードは的確な連打とフットワークで、カネロの攻撃を封じる。カネロは右ボディストレートを当てながら、流れを引き戻しにかかった。9回には撃ち合いが展開されるも、クロフォードがより動きを加えてパンチを繰り出し、カネロのパワーアタックを回避して試合終了のゴング。
判定は3-0(116-112、115-113×2)で、クロフォードが見事な内容で勝利。男子世界王者として初の3階級・4団体統一王者となった。
エンビリが打撃戦でドロー防衛
暫定王者エンビリ、挑戦者マルチネスは共に初回からインファイトでの打撃戦を展開。エンビリがガードを上げてボディにパンチを集めれば、マルチネスは打ち終わりに右を捩じ込んだ。中盤に入っても打撃戦は続き、フック、アッパーを上下にと同じコンビネーションで撃ち合った。試合はタフな消耗戦となり、最後まで手数が減ることなく終了。判定は1者が93-97でマルチネス、1者が96-94でエンビリ、最後は95-95のドロー、3者3様の引き分け判定となった。