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[凱旋]2025.8.19

堤駿斗がサウジから凱旋!

堤駿斗(志成)

 サウジアラビア・リヤドでプロ転向後初となる海外遠征を行った堤駿斗(26=志成)が19日、成田空港着の航空便で帰国した。

 堤は16日(日本時間17日)、リオ五輪英国代表のカイス・アシュファク(32=英)と対戦し、3回TKO勝利を収めた。アマチュア時代から期待を集めてきた堤にとって、海外リングで、しかもオリンピアンからの快勝は大きな一歩。

 帰国後、堤は「普段の日本の試合とは違うプロモーションも楽しめ、濃い海外遠征になった」と振り返り、「ホテルも良く、体重調整も上手くいき、ストレスなく過ごせた」と満足そうに語った。食事では、日本人シェフによる鰻のサプライズもあり、「楽しい経験ができた」と笑顔を見せた。

 試合内容については「初回は固さがあったが、中盤で倒せたらと思った。2ラウンドでは相手の手数の少なさを見切り、ジャブの対策もあると感じた。3回、2回目のダウンで相手の気持ちが折れて手応えを感じた」と分析。また、使用した8オンスのグローブにも慣れてきた様子で、「臆することなく打てるようになった」と語り、成長を実感した様子だった。

 今後については「できるなら国内、海外、世界戦、どちらでもやれる方を選びたい。サウジアラビアの雰囲気も味わえてよかった」と意欲を見せた。