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[海外試合結果]2025.8.17

WBAフェザー級戦ボールvsグッドマン

ボールvsグッドマン

 WBA世界フェザー級王者ニック・ボール(28=英)が17日、WBA世界同級5位サム・グッドマン(26=オーストラリア)を相手に3度目の防衛戦に臨んだ。今回はサウジアラビアのリヤドで開催されている、eスポーツW杯のイベントとザ・リングのコラボ興行で拳を交えた。

 メインイベントでは、英国ヘビー級新旧対決、若干20歳の大型ホープ、WBO同級1位のモージス・イタウマ(20=英)が、元WBC世界ヘビー級暫定王者のディリアン・ホワイト(37=英)を相手に、WBOインターコンチネンタル・ヘビー級タイトルの4度目の防衛戦に望む。

ボールが判定勝利

 階級を上げた挑戦者グッドマンが12cmの身長差とリーチを活かし、フットワークとジャブを使えば、王者ボールは低い姿勢から右フックや強烈な打ち下ろしを放ち、圧力をかけた。中盤に入ると、ボールが強引に前に出れば、グッドマンはカウンターやボディへの攻撃で応戦。互いに譲らぬ攻防戦は終盤に突入、ボールが上へのアッパーやフックを重ねる一方、グッドマンは変わらずジャブとボディワークで距離を維持。最終回は、両者が打ち合う中で終了のゴング。

 判定は3-0(118-110、117-111、115-113)でボールが勝利、V3を達成した。

イタウマが初回119秒でTKO勝利
 試合開始直後からサウスポーのイタウマがプレッシャーをかけ、鋭い左ストレートをボディに突き刺すと、続く左フックでホワイトをぐらつかせた。その後、連打でホワイトをコーナーへ追い詰めると、上下に打ち分ける中、強烈な右フックでダウンを奪取。ホワイトは立ち上がるも足元がふらつき、レフェリーが試合をストップした。

 イタウマが初回僅か1分59秒TKO勝利で、保持するWBOインターコンチネンタル・ヘビー級タイトルの4度目の防衛に勝利した。