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[緊急協議]2025.8.12

JBCと日本プロボクシング協会が緊急協議

今後の方針を協議

リング禍受けJBCとJPBAが緊急対策委員会開催 減量方法や医療体制強化を協議

 リング禍が相次いだことを受け、日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は12日、緊急対策委員会を開き、再発防止に向けた試合運営や選手の健康管理など、今後の方針について協議した。会議には、JBCの萩原実理事長と安河内剛本部事務局長、JPBAの小林昭司会長と加山利治事務局長が出席した。

 近年、試合前の選手の体重調整方法が変化しており、選手や関係者の間では「水抜き」と呼ばれる減量法が広まっている。水分や塩分の摂取量を制限し、短期間で体重を落とせる一方で、脱水症状や腎臓へのダメージなど健康面でのリスクが指摘されている。このため、JPBAからは尿比重検査の実施も提案され、JBCも導入を検討する考えを示した。

 前日計量時から当日の体重増加が10%を超えた選手には、転級を強く勧め、強制力を持たせるルール作りを進めることが話し合われた。