[ニュース]2025.8.11
WBO-APパノンシロ会長、国内戦短縮に同意
安全面を強化
WBOアジア・パシフィック連盟(WBO-AP)のレオン・パノンシロ会長は11日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われた前日計量に立ち会い、日本で開催されるWBO-APタイトル戦を12回戦から10回戦に短縮することに同意したと明かした。国内では今月、リング禍が相次いで発生しており、安全面を考慮した措置となる。
パノンシロ会長は「約2カ月のトレーニングで選手の状態はトレーナーが一番把握している。ヘッドギアは外傷防止であり衝撃吸収ではない。スパーリング数を制限すべき」と私見を述べた。
さらに「水抜きによる減量は脳へのダメージもある。トレーナーは日頃から選手とコミュニケーションを取り、減量時や試合中の異変を把握する責任がある。日本のレフェリーは世界最高水準だが、選手のことはトレーナーの方が詳しい。パンチを受けすぎている時に試合を止めるのもトレーナーの仕事」と、安全面の強化を訴えた。