[前日計量]2025.8.11
永田丈晶「一戦一戦が特別」 、野上翔「自信しかない」
日本フライ級タイトルマッチ戦
日本フライ級タイトルマッチの前日計量が11日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者・永田丈晶(27=協栄)と挑戦者・野上翔(24=RK蒲田)が計量に臨んだ。
注目の試合は、明日12日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルで、ゴングが鳴らされる。回転力とスタミナを誇る永田と、スピードを活かした攻防を武器とする野上のマッチアップ。両者ともに、50.7kgで計量をクリアした。
「勝ち続けなければならない」
防衛戦となる永田は「暑さの中でも食事と水分を取りながら、しっかりと落とせた。スパーリングは過去最多の191ラウンドをこなし、良い状態で試合に臨める」と自信をのぞかせると、「前回はタイトルをすぐに失ってしまった。この先は一戦一戦が特別な試合で、勝ち続けなければいけない」と、力強く意気込みを語った。
「今回の試合は通過点」
一方の野上は「緊張感はまったく無く、減量も上手くいき、勝てる気しかしない。今回の試合は通過点」と自信を覗かせ、また「(永田は)スタミナがあると思うが、『だからなんだ?』という感想。自分もそれを取り入れれば良いだけ。毎日20キロ走り、月1で山梨で走り込んできた」と、トレーニングの充実ぶりを強調した。
さらに「どんどん前に出てきてほしい。相手の出方しだいで対応できるし、カウンターで終わらせることもできるが、倒すことに拘らず、勝つことを優先したい」と強気の姿勢を貫いた。