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[試合後会見]2025.8.2

波田大和vs神足茂利! 壮絶打撃戦に後楽園ホールは大熱狂!

OPBF東洋太平洋Sフェザー級王座戦
 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者の波田大和(28=帝拳)対同級5位の神足茂利(こうたり・しげとし/28=M.T)が2日、後楽園ホールで開催された「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.35」のメインイベントで行われた。

 KO率84%を誇る波田の強打が爆発したのか?  それとも、タイトル初挑戦の神足が攻略したのか?
波田大和(帝拳)が引き分け防衛
 序盤は神足が慎重に距離を取りつつ、ジャブと右ストレートを決めると、返しのパンチをボディワークで回避。4回終了時の公開採点は神足がリードした。中盤、波田がギアを上げると神足も真っ向勝負。8回終了時の公開採点は77-75×2、78-74×1で、神足がリードを守った。終盤、波田は馬力を活かした攻撃で猛追。神足も気持ちを見せて打ち合った。渾身の打撃戦に会場は大興奮だった。ジャッジに委ねられた採点は、三者三様の引き分け。波田が苦しみながらもタイトルを守った。
「研究されていた」
 後半に追いつきベルトを死守した波田は、「不甲斐ない内容。モヤモヤとイライラが残った試合で途中、『俺は何をしているんだ』と思いながら戦っていた。ポイントを聞いて前に出ただけで、手応えがあるパンチは一発もなかった。神足選手は頭のポジションが上手くて、研究されていた」と猛省した。

 続けて「スタミナは切れていないのに、足がついてこなかった。もう一度、基礎からやり直したい」と最後まで笑顔は見られなかった。
神足茂利の会見は行われず
 一方、神足はダメージが深いため、大事を取って緊急搬送された。
採点表