[試合後談話]2025.7.27
					
				 
				大谷新星と新井志道が神戸でハイレベルな攻防!
						激戦! 
					
				
					 日本スーパーフェザー級9位の大谷新星(24=真正)と元日本ランカーの新井志道(34=黒崎KANAO)が27日、神戸市立中央体育館で開催された「REAL SPIRITS vol.91」のメインイベント、スーパーフェザー級8回戦で対戦した。
好戦的な両者による対決は、期待通りの白熱の攻防となった。
												好戦的な両者による対決は、期待通りの白熱の攻防となった。
大谷新星(真正)が8回TKO勝ち!
								 初回、大谷が左フックで顔を弾くと、左右フックを叩きつけて先制。2回以降、大谷は攻め急がず、強弱をつけたジャブでじっくりと新井の体力を削っていった。右クロスを狙った新井だが、決定打を打ち込めず。大谷はジャブに左ボディを織り交ぜてペースを維持し、7回に右アッパーでダウンをゲット。最終8回、大谷はワンツーで効かせると、連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
												「真っすぐなジャブを意識した」
								 メインイベンターとしての役割を果たした大谷は、「真っすぐのジャブを頭に置いて、相手に懐に入らせないことを意識した。ダウンを奪った右アッパーは、井上さん(井上孝志トレーナー)と練習していたパンチ。最終ラウンドの前にセコンドから『ランカーの意地を見せろ。仕留めに行ってこい』と指示が出たので、終わらせにいった」と、試合を振り返り、チームで掴んだ勝利を強調した。
												Sフェザー級に大谷新星!
								 今年4月にランキング返り咲きを果たした大谷は、ランカーとしての力を示し、着実に成長を遂げている。スーパーフェザー級は、かつて日本ユース王座を懸けた渡邊海(22=ライオンズ)がWBOアジアパシフィック王座を保持、さらに日本チャンピオンには奈良井翼(25=RK蒲田)が君臨している。同門の原優奈(30)が奈良井に負けているだけに、戦いたい気持ちもあるようだ。
それでも大谷は「チャンスが来たら挑みたいが、まだまだ課題だらけ。自分のスタイルを磨いて、レベルアップを図っていく」と多くは語らず、さらなる進化を誓った。
												それでも大谷は「チャンスが来たら挑みたいが、まだまだ課題だらけ。自分のスタイルを磨いて、レベルアップを図っていく」と多くは語らず、さらなる進化を誓った。
最後まで応援者を見送った
								 一方、最後まで粘りを見せた新井は、福岡県北九州市から駆けつけた応援者の姿が見えなくなるまで会場出口で見送り、その後、取材に応じた。「一発を狙いすぎて、コツコツと打たれてしまった。セコンドから言われたが、あと半歩が出て行けなかった。(ダウンした右アッパーは)見えなかった。相手が強かった」と悔しさを滲ませながら、試合を振り返った。