ボクシングモバイルニュース
[試合速報]2025.7.25

長嶺竜久がバンコクでタナンチャイと対決!

OPBFシルバー王者決定戦

 OPBF東洋太平洋シルバー・フライ級王座決定戦が25日、タイの首都バンコクで行われ、昨年12月に当時のWBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)に挑戦したタナンチャイ・チャルンパック(25=タイ)と日本から遠征した長嶺竜久(27=平仲)がベルトを競った。

健闘を称え合った両者
 試合は序盤から積極的にプレスをかけたサウスポーの長嶺が、タナンチャイの右ストレートをガードで被弾を回避して、打ち終わりに右フックを合わせて善戦した。左ストレートにもキレがあった長嶺だったが、タナンチャイを打ち崩すには至らず。それでも、各ラウンド危なげなくポイントを取り合ったが、決定打のないまま10ラウンドを戦い終えた。判定でタイトル獲得とはならなかったが、大健闘した。
確かな手応えをつかんだ長嶺竜久(平仲)
 試合後に電話取材に応じた長嶺は、「相手と差を感じた試合ではなかった。ノーモーションの左も当たったし、右フックで効かせたが、そこを攻めの起点にすることができなかった。詰めの甘さを痛感した。相手は距離感が上手かった。自分が強くなるために足りない部分がわかり、良い経験になった」と、課題を口にしながらも確かな手応えを感じていた。
タナンチャイ健在。