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[理事会]2025.7.16

日本チャンピオンまでの王道

王道を進んで世界王座を獲得した中谷潤人

 東日本ボクシング協会と日本ボクシング協会の理事会が16日、都内で行われた。

 選手が所属するジムの規模や地域に左右されることなく、プロデビューから日本王者までの王道を確保する新たな試みが、両理事会で承認された。

全日本新人王
 全日本新人王を獲得した選手は、日本ランキング12位以上に入ることが決まっているが、その後、上位ランカーに食い込むのが困難だった。新人王トーナメントを勝ち進むことも容易ではないが、百戦錬磨の日本ランカーとの凌ぎ合いは、さらにギアが上がる。マッチメークの運不運に左右されることもあった。そこで、全日本新人王獲得選手には、23歳以上であっても"オーバーエイジ"を認め、日本ユースタイトルに挑戦する権利が与えられる。日本ユース王座を獲得すると、ランキング10位以上が保証される。
日本ユースチャンピオン
 日本ユースタイトルを獲得すると、最強挑戦者決定戦に出場することができるようになる。今後は、最強挑戦者決定トーナメントに拡張して開催することを目指す。

 最強挑戦者決定トーナメントを勝ち抜くと、チャンピオンカーニバル期間中に、指名挑戦者として日本タイトルマッチまたは、日本王者決定戦に出場できる。
最強挑戦者決定戦で指名挑戦権獲得

■新たな取り組みのまとめ

※東日本ボクシング協会加盟ジム所属の選手の場合

C級プロボクサーライセンスを取得→4回戦の試合でプロデビュー→※東日本新人王→全日本新人王→日本ユース王者→最強挑戦者決定戦→日本王者

※北日本の選手は東日本新人王にエントリーする。

※西部日本新人王と中日本新人王の勝者が西日本新人王と対戦して西軍代表を決める→西軍代表は全日本新人王戦で東日本新人王と対決。

日本チャンピオン
 今後、運用に関する話し合いが持たれ、早期実現を目指す。