[試合後談話]2025.7.8
ヘビー級賞金1000万円トーナメント! ベスト4が決定!
ヘビー級トーナメント!
優勝賞金1000万円トーナメント「アジアヘビー級チャレンジカップ」の準々決勝が8日、後楽園ホールで開催された「FOD フェニックスバトル&DANGAN」で行われた。
ドイツ出身のヤン・バスク(35=八王子中屋)が棄権したため、対戦予定だったマハンハイリー・ヌールタイ(中国)が準決勝に進進出し、3試合で熱戦が繰り広げられた。
ドイツ出身のヤン・バスク(35=八王子中屋)が棄権したため、対戦予定だったマハンハイリー・ヌールタイ(中国)が準決勝に進進出し、3試合で熱戦が繰り広げられた。
中野ムーサ(DANGAN)が判定勝ち
メインイベントでは、イケメン・ディーケイ(32=スパイダー根本)と中野ムーサ(19=DANGAN)が対戦した。中野が右ロングフックとジャブを駆使して、相手の動きに対応。1~3回は決定打こそ出なかったが、見栄えの良さや防御で優勢をアピール。4回、イケメンは右オーバーハンドを決めたが、前半の貯金を守った中野が勝利した。
「パンチをもらいすぎた」
快勝した中野だが、控室では反省の弁を述べた。「パンチをもらいすぎた。相手の動きに惑わされたが、実力不足を痛感した。もっとポイントを取れる場面もあったのに、アマチュアとプロの違いを感じた。トーナメントで優勝して勢いをつけて、世界を目指したい。応援してくれる人たちのためにも、ぜひ勝ちたい」と振り返った。
「パンチをもらいすぎた」
快勝した中野だが、控室では反省の弁を述べた。「パンチをもらいすぎた。相手の動きに惑わされたが、実力不足を痛感した。もっとポイントを取れる場面もあったのに、アマチュアとプロの違いを感じた。トーナメントで優勝して勢いをつけて、世界を目指したい。応援してくれる人たちのためにも、ぜひ勝ちたい」と振り返った。
「力んでしまった」
敗れたイケメンは「力みすぎてしまった。もっとボディから攻めるべきだった。相手はボクシングスキルが高く、とても上手かった。しばらく休んでから、次戦について考えたい」と唇を噛み締めた。
左:大沼ケン(角海老宝石)が完勝
ヘビー級トーナメント第1試合では、ファン・ジャーイー(22=中国)と大沼ケン(20=角海老宝石)が拳を交えた。ジャブを軸に距離を保った大沼が、ファンをポイントアウト。付け入る隙を与えず完勝した。
藤本京太郎氏が指導
相手の攻撃をシャットアウトした大沼は「ジャブで支配することがテーマだった。相手は一発の重さがありタフなので、ガードを意識して、冷静にプランを遂行した」と納得の表情を浮かべると、「もっとキツい練習を積んで次も勝つ」と拳を握りしめた。
大沼を指導する元ヘビー級アジア3冠王者の藤本京太郎氏は、「プランが上手くハマった。ヘビー級はデカいだけじゃ通用しない時代で、能力が高い選手だからこそ、今後を見据えて丁寧なボクシングを心掛けさせている」と語った。
かつてアジア王座を獲得し、現IBF世界ヘビー王者のダニエル・デュボア(27=英)と拳を交えた藤本氏の言葉には重みが感じられた。
大沼を指導する元ヘビー級アジア3冠王者の藤本京太郎氏は、「プランが上手くハマった。ヘビー級はデカいだけじゃ通用しない時代で、能力が高い選手だからこそ、今後を見据えて丁寧なボクシングを心掛けさせている」と語った。
かつてアジア王座を獲得し、現IBF世界ヘビー王者のダニエル・デュボア(27=英)と拳を交えた藤本氏の言葉には重みが感じられた。
「ジャブが上手かった」
一方、最後まで捕まえることができなかったファンは、「(大沼は)距離感が良くジャブが冴えていた。体力が続く限り戦ったが、相手が上手かった」と完敗を認めた。