ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2025.7.8

ヘビー級ド迫力の打ち合いに後楽園ホール大興奮!

アジアヘビー級チャレンジカップ
 優勝賞金1000万円を懸けたトーナメント「アジアヘビー級チャレンジカップ」の準々決勝が8日、後楽園ホールで開催された「FOD フェニックスバトル&DANGAN」で行われた。

 トーナメント2試合目に登場した筒井ちび太(22=パンチアウト)と松田尚之(29=ARITOMI)の一戦は、お互いの意地がぶつかり合う激戦となった。
松田尚之(ARITOMI)が勝利!
 松田が右ボディとワンツーで先制するが、筒井は左フックでグラつかせて攻勢。2回以降、立て直した松田はプレスをかけて、ワンツー、左ボディを軸に挽回。その後は激しい打ち合いの中、松田が左ボディを中心に反撃を続け、終盤の粘りで判定勝利を収めた。大激戦に会場は、この日一番の盛り上がりを見せた。
「喧嘩のつもりで戦った」
 激戦を制した松田は、「相手が上手いのは知っていたから、喧嘩のつもりで打ち合いを仕掛けた」と、大粒の汗を拭いながら笑顔を見せた。初回に左フックを浴びて一瞬驚いたものの、「焦りはなかった」と自信をのぞかせた。

 準決勝進出を決めた松田は、「優勝候補との対戦が続くが、僕が絶対勝つ! 皆に熱い試合を見せたい」と、ファンの期待に応える決意を示した。
有富康人会長と頂点を目指す!
 ARITOMI GYMの有富康人会長は、「相手は技術があるので、距離を潰す作戦だった。初回に左フックを食らったが、前に出てきてくれたので、それを逆手にとって打ち合いにいった。よくやってくれた」と、愛弟子の勝利に頬を緩め、「次戦も強い相手だが、強くなって、また後楽園ホールに戻ってきます!」と言葉に力を込めた。
「相手の土俵で戦ってしまった」
 一方、敗れた筒井は、「初回に良いパンチをもらってから熱くなり、相手の土俵で戦ってしまった。もっとボクシングで勝負するべきだった。盛り上がったが、勝たないと意味がない」と悔しさを滲ませた。