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[試合後談話]2025.7.5

ミドル級迫力の打ち合い! 荒本一成vs中田勝浩!

ミドル級8回戦
 本日発表された日本ランキングで日本ミドル9位にランクインした荒本一成(25=帝拳)と元日本ランカーの中田勝浩(34=井岡弘樹)が5日、後楽園ホールで開催された「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.34 」ミドル級8回戦で対戦した。
荒本一成(帝拳)が3連勝!
 序盤は、左フックや左ボディを狙いながら出入りを意識した荒本がリード。中盤もスピードや緩急を駆使し、左ボディやワンツーで攻める一方、中田も右フックや反撃を見せ、激しい打ち合いに。荒本は終盤、やや集中力を欠いたものの、判定勝利でデビューから3連勝を果たした。
「根本から考え直していく」
 3連勝した荒本選手だが、囲み取材では厳しい自己評価を語った。「パンチをもらいすぎた。警戒してしまい、単調になった」と述べ、試合内容についても自己反省を示した。

快勝にも反省の弁を述べた

 「フェイントを使いながら崩すプランだったが、相手にパンチを慣れさせてしまい、山場を作れなかった。良いパンチが入っても続けられず、課題が残った。基礎を含めて根本から考え直さなきゃいけない」と、最後まで笑顔は見られなかった。
「相手の方が上手かった」
 一方で、勝ち星を手にできなかった中田も複雑な心情を打ち明けた。「相手が強く、パンチが出せず悔しい。(荒本選手は)上手さがあり、距離も調整されていた。技術面で及ばなかった。完全に負けた」と結果を受け入れた。

 また、「ポイントを取れたことは、ラッキーでしかない」と謙遜しつつ、「しばらく休んでオファーを待ちたい」と次の展望を示した。