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[試合後談話]2025.6.15

刈谷で熱戦!

松岡陸と中島大智が対決!

 15日、愛知・刈谷市あいおいホールで行われた「FOREVER CHALLENGE」のメインイベントで、松岡陸(23=浜松堀内)と中島大智(32=北島)が、65.5kg契約で、初めてキャリア初の6回戦に臨み、会場を盛り上げた。

松岡がA級昇格へ前進!試合を終始支配し判定勝ち!

 試合は、序盤から松岡がキレのあるジャブを軸に、右ストレートへと繋ぎ、中間距離で主導権を握る展開となった。対する中島は、左右の強打で応戦し、2回には激しい主導権争いが見られた。

 松岡の右ストレートが中島の顔面をとらえた3回以降、優勢を印象付けると、4回と5回も距離を保ちながら、的確なヒットを重ねた。中島はガードを固めながら、左右の強振で反撃を試みたが、ポイントを返すには至らず。迎えた最終の6回、中島が前に出てプレスをかけるも、松岡は終了間際、左ショートフックでダウンを奪い、試合を決定づけた。

 勝敗は判定に委ねられたが、ジャッジ3者の支持を得た松岡に軍配が上がった。


 
「無我夢中でした」

 試合後の取材で松岡は「初の6ラウンドで、スタミナは少し不安でしたけど、落ち着いてやりきれました。ほぼフルマークで勝てたのは自信になりました」と、振り返った。「これまでは左フックに頼るところがあったので、今回は意識してワンツーで組み立てました。ダウンの場面は、無我夢中でした。自然と出たパンチだったと思います」と、ダウンシーンについて、記憶を蘇らせた。

余裕の初メイン「冬にもう一戦。A級を目指す。」

 試合内容については「もっと打ち合いになるかと思ってましたけど、意外と距離が遠くて、自分のやりやすい展開に持ち込めました。初のメインでも緊張は特になくて、練習通りに動けたと思います」と冷静に分析。今回の勝利で勢いに乗りたい松岡は「冬にもう1試合やって、今年中にはA級昇格を目指したいです」と、さらなる高みを目指すことを宣言した。


 
中島「倒しにいって、逆にカウンターをもらった」

 一方、6回戦初戦は勝ち星に恵まれなかった中島は、控え室に戻ると、「序盤でペースを握られてしまった。松岡選手はスピードもテクニックもある良い選手で、自分の動きが出せなかった。ポイントを取り返そうと倒しにいったが、逆にカウンターをもらってしまった。今後については、まだわからないが、もっと試合を進めるための組み立て方を見直したい」と、この試合で確認できた課題を口にした。