[試合後談話]2025.6.14
尼崎で激戦! 福重浩輝と樋口和輝の意地がぶつかり合う!
激戦!
KWORLD3ジム主催の「BENKEI FIGHT vol.5」が14日、尼崎アルカイックホールで行われ、全4試合で熱戦が繰り広げられた。
メインイベント、スーパーライト級8回戦では「ヒロキング」こと福重浩輝(32=KWORLD3)と樋口和輝(25=ARITOMI)が激突した。
お互いの意地がぶつかり合う熱戦に会場は盛り上がりを見せた。
メインイベント、スーパーライト級8回戦では「ヒロキング」こと福重浩輝(32=KWORLD3)と樋口和輝(25=ARITOMI)が激突した。
お互いの意地がぶつかり合う熱戦に会場は盛り上がりを見せた。
福重浩輝(KWORLD3)が勝利!
序盤は樋口がジャブを突きながら、テンポの良いボクシングでペースを掌握。3回、福重はプレスをかけながら左フックで反撃すると、4回に右フックでダウンを奪った。福重が左ボディ、左フックで積極的に攻めれば、樋口も足を使いながら要所で右アッパーをヒット。終盤はお互いの持ち味を発揮して譲らなかった。ダウンを奪った福重が、3連勝を飾った。
「周りのおかげで勝てた」
激戦を制した福重は、「ボクモバの勝ち予想が2割で不利と言われている中、『今に見ていろよ!』と思いながら、この日を迎えた。練習中、何度も心が折れそうになったが、必死に練習した。『頭は冷静に心が熱く』を心掛けて戦った。勝って皆の笑顔を見ることができて最高。周りのサポートのおかげで勝つことができた」と、偶然のバッティングで負傷した鼻を触りながら笑顔を見せた。
「目標はタイトルマッチ」
2021年12月にデビューしてからコツコツと勝ち星を重ね、メインイベンターとしての役割を果たした。
福重は「A級に上がるだけでは意味がないので、何としても勝ちたかった。目標は日本ランカーになって、タイトルマッチをすること。まだまだ強くなれる。イケるところまでいきたい」と抱負を語った。
福重は「A級に上がるだけでは意味がないので、何としても勝ちたかった。目標は日本ランカーになって、タイトルマッチをすること。まだまだ強くなれる。イケるところまでいきたい」と抱負を語った。
「このままでは終われない」
一方、ダウンを奪われながらも最後まで粘りを見せた樋口は、「2年ぶりの試合で練習期間が短かったので、スタミナに不安はあったが、中間距離でジャブを突いて距離が詰まったらクリンチ。そして右アッパーで迎え撃つ。そうした戦略は、スタミナがないなりにできたが…」と悔し涙で頬を濡らした。
2年前に一度ボクシングから離れて不動産屋に就職した樋口だが、「中途半端なままでは終われない」とカムバックを決意。時間に融通が利くタクシー会社に転職し、練習の時間を確保した。「自分に足りない部分はわかっている。負けたままでは終われない。これからも頑張ります」と巻き返しを誓った。次こそは、会場で観戦した長男に勝利を見せると語った。
2年前に一度ボクシングから離れて不動産屋に就職した樋口だが、「中途半端なままでは終われない」とカムバックを決意。時間に融通が利くタクシー会社に転職し、練習の時間を確保した。「自分に足りない部分はわかっている。負けたままでは終われない。これからも頑張ります」と巻き返しを誓った。次こそは、会場で観戦した長男に勝利を見せると語った。
採点表