金子虎旦(帝拳)が魅せた!

　試合を決めたのは、2回の左ボディ。右ストレートにカウンターを合わせてきたブライに対して、右で鋭く踏み込んで左ボディを打ち込むと、両膝をついてダウンしたブライは立ち上がれず。後楽園ホールが歓喜にわいた。

　試合後のフラッシュインタビューで金子は「よかったですね。いいタイミングで当たって。練習の時から動きが良くて、体が軽くなって、身のこなしも良くなった。一番いい形で動ける」と、1階級下げたことで、躍動感が増した。

　地元のファンの声援にも感謝の気持ちを伝えると、試合まで1週間は、家族から離れて準備をしてきたことを明かし、生まれたばかりの赤ちゃんとの再会を心待ちにし、「好き好き攻撃で、ずっと抱っこします」と、パパの顔に戻った。

　今後については「必ずタイトルに近づいて、この階級でチャンピオンになるんで、よろしくお願いします」と、抱負を語った。