ボクシングモバイルニュース
[ショートインタビュー]2025.5.30

ユーリ阿久井政悟! フライ級で王座奪還を目指す!

ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
 前WBA(世界ボクシング協会)フライ級王者のユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)が、現役を続行し、再び王座獲得を狙う意欲を見せている。

 3月13日(木)に寺地拳四朗(33=BMB)との王座統一戦に敗れたものの、すでにジムワークを再開し、復活に向けた準備を本格化している。

 後輩ボクサーのサポートのため、5月25日(日)、岐阜市文化産業交流センターの興行に来ていた阿久井に話を聞いた。
試合から1~2週間後に練習を再開
 阿久井は試合後、1~2週間以内で練習を再開。現在は、母校である環太平洋大学でフィジカルトレーニングを行っている。何人かいるトレーナーのうちの一人が東京に行くことになり、送別会に参加した際、「ユーリ阿久井サポートチーム第2弾」という用紙を受け取り、「辞めるわけにはいかないな(笑)」と笑顔を見せた。
「良い試合をしたいわけじゃない。勝ちにいったので悔しい」
 敗戦の悔しさを振り返りつつも、最後の12ラウンドではポイント争いが拮抗していたため、勝負に挑んだ。阿久井は、「ポイントが競っていたと思ったので、あのラウンドは取りにいった」。「あそこで勝負にいったので悔しくはない。(本音のところでは)悔しいですが」と語る。実際、寺地と最後まで互角以上の戦いぶりを見せ、評価が下がることはなかったが、「良い試合をしたいわけじゃない。勝ちにいったので、悔しい」とも述べた。

 1年以上保持していたベルトを失ったが、阿久井は「忙しかった日常ではなくなり、淡々と過ごしている。ベルトがなくなっても、特に変わらない」と心境を語った。
「年内に再起戦ができれば」
 「(筋力が上がって)体重が増えたが、前回がベストコンディションだったので、気合いで落とすしかないかなぁ」と、フライ級で王座奪還を目指す。「年内に再起戦ができれば」と意欲を示し、「やるからには、また世界チャンピオンになりますよ」と力強く誓った。