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[海外試合結果]2025.5.11

IBFライト級暫定王者決定戦ムラタラvsアブドゥラエフ

ムラタラvsアブドゥラエフ

 IBF世界ライト級暫定王座決定戦が日本時間の11日、米国・カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ アリーナのセミファイナルで行われ、興行を主催するトップランク社が期待するホープ、同級4位のレイモンド・ムラタラ(28=米)が、同級2位のザウル・アブドゥラエフ(31=ロシア)を相手に、初の世界(暫定)挑戦に臨んだ。

ムラタラが判定でIBF暫定王座を獲得
 ガードを固めるアブドゥラエフに対してムラタラは、序盤からフットワークを生かして動いた。2回、ムラタラがジャブからアッパーを打ち上げた。ムラタラは3回、サウスポーにスイッチした。中間距離での攻防戦が続く中、アブドゥラエフは連打で巻き返した。スピードで勝るムラタラに対し、サイズで上回るアブドゥラエフは、プレッシャーをかけた。10回には再びスイッチを見せたムラタラ、随所に左右アッパーをかち上げた。最終回は、アブドゥラエフは連打で攻め込むもゴング。

 判定3-0(118-110,119-109,119-109)で、ムラタラが勝利。全勝でIBF暫定王座を獲得、正規王者のワシル・ロマチェンコ(37=ウクライナ)との団体内統一戦が行われるかに注目が集まりそうだ。