[公開練習]2025.5.7
マルティネスはクレバーな井岡一翔と激闘を約束
タンゴのリズムに乗って公開練習
WBA(世界ボクシング協会)世界スーパーフライ級チャンピオンのフェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)が7日、都内の志成ボクシングジムで練習を公開した。井岡一翔(36=志成)との再戦は、5月11日(日)に東京・大田区総合体育館で開催される「Life Time Boxing Fights 27」のメインイベントで行われる。
シャドーも少しだけ披露
ご機嫌な様子で公開練習前に取材に応じたマルティネスは、「クレバーでパワフルな偉大なチャンピオンと再戦するために、準備をしてきた」と、井岡一翔を称え、海外メディアなどで取り上げられていたWBC(世界ボクシング評議会)同級王者のジェシー・ロドリゲス(25=米国)との王座統一戦は、話し合いの折り合いがつかなかったとし、改めて、自身にとっては、井岡が試合を優先すべきライバルとの認識を示し、「日曜日の試合に集中している」と、気持ちを込めた。これには、会見に同席したロドリゴ・カラブレッセ・マネージャーも同調し、最初から井岡との再戦を最優先に考えていたことを明かした。
アルゼンチンの労組は最初からのスポンサー
再戦に向けて、10ラウンドと12ラウンドのスパーリングを計12回、最低でも合計で120ラウンド以上消化してきたというマルティネスだが、作戦や対策についてはお茶を濁し、「いくつかのパターンを用意してきたが、本当の戦争(激闘)になる」と、ハイレベルな激しい攻防を楽しみにした。
吠えて鼓舞した!
この日の公開練習では、タンゴのリズムに合わせて、縄跳び、サンドバッグ打ち、ミット打ちを数ラウンドずつ披露しした。
チームのサポートに感謝。
調整も順調に進んでいるとのことで、体重に関しても、具体的に数字は挙げなかったが、まったく問題はないとした。
家族のサポートにも感謝。
上半身にタトゥーを入れているが、前回の試合後に、日本で勝った記念として、首に感謝の気持ちを込めて「家族」と、漢字のタトゥーを加えていた。