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[試合後談話]2025.4.29

石田匠会長の「匠ジム」が初出陣!

匠ジム初試合!
 世界戦の舞台にも2度上がるなど、現役時代には、軽量級の世界トップ戦線を牽引した石田匠会長率いる匠ジムの日本スーパーライト級10位、田下翔太(24=匠)が29日、エディオンアリーナ(大阪府立体育会館第2競技場)で開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル134 CRASH BOXING vol.34」で行われた、同級6回戦でティティコーン・ラッタナクン(20=タイ)と対戦した。

 今年1月に井岡ジムを継承し、匠ジムにジム名が変更された後、仲里ジムから移籍してきた田下が、匠ジム所属第一号選手として、リングに上がった。
「試合とはまた違った緊張感があった」石田匠会長
 序盤から積極的に攻めたサウスポー田下は4回に右フックでダウンを奪いKO勝ちした。

 試合後、取材に応じた石田会長は、「自分の試合とはまた違った緊張感があった。勝ってくれて良かった」と安堵の表情を浮かべると、「今日のテーマは自分から攻めていくことで、やりにくい待ちのボクシングをする相手にしっかりとプレスをかけて倒した」と、匠ジム第1号選手の勝利に合格点を与えた。
「キツい練習だが充実している」
 昨年、全日本新人王を獲得した田下は、「世界1位だった石田会長に教えてもらいたい」と移籍を希望。「井岡ジムの練習を引き継いでいるのでメニューはキツいがその分、充実している」と大粒の汗を拭いながら笑顔を見せた。
匠ジムに期待!
 匠ジム所属選手としてフェニックスバトルに出場した田下は、「自分が勝っていくことでジムを引っ張っていきたい」とジム頭としての自覚を示した。

 匠ジムは現在、田下を含めて4名のプロボクサーが在籍。石田会長は「一歩ずつ進んでいきます」と、焦らずじっくりと育成していく方針を明かした。