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[試合発表会見]2025.4.18

坪井智也がプロ2戦目でWBO-APタイトルに挑戦!

坪井智也(29=帝拳)

 プロデビュー戦を衝撃のKO勝利で飾って、一気に注目を集めた坪井智也(29=帝拳)が18日、東京ドームホテルで開かれた「Prime Video Boxing 13」の発表会見に登壇し、同門の那須川天心(26=帝拳)が返上したWBO-APバンタム級の王座を懸けて、同級1位のバン・タオ・トラン(32=ベトナム)と対戦することを報告した。試合は6月8日(日)に有明コロシアムで行われる。

勝てば国内最速2戦目でのタイトル奪取
 坪井が勝てば、前日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(30=亀田)に並び、国内男子最速の2戦目での地域王座獲得となる。坪井は「デビュー戦は倒すことができて良かったが、まだ長いラウンドを戦ったことがない。(長いラウンドで)自分が何ができるか試していきたい。強い相手だが、やるべきことをやれば問題ない。ここを勝って先に進む」と淡々とした表情で自信をのぞかせた。

 那須川天心(26=帝拳)が返上したタイトルに挑む坪井は、「スーパーフライ級で世界を狙っていきたいが、チャンスをもらえるなら、バンタム級でも」と、常に高みを目指す姿勢を見せている。
新たなスタイルを見せる
 アマチュア時代には世界選手権を制覇した坪井だが、プロとしてのスタイルも着実に磨いている。「スパーリングで良いものを掴んでいる。スピードを重視したスタイルと、重心を落として打ち合うスタイルをミックスさせている」と、デビュー戦とは異なる姿が見られそうだ。
初の走り込み合宿に参加
 今回の試合に向けて、4月3日(木)から9日(水)まで千葉・成田のゴルフ場で初の走り込み合宿に参加。那須川らと汗を流した。「走り込みメインで、めちゃくちゃきつかった」と振り返り、心身の準備が整ったことを明かした。
「長いラウンドを想定して圧倒する」
 長いラウンドを見据えた戦略を立てている坪井は、「どのラウンドも圧倒したい。相手はバンタム級の選手なので、体が大きい分、警戒しているが、負けるつもりはサラサラない。4~5ラウンドでペースを支配できそうなので、いろいろと試していく」と、勝利への確かな自信を表明した。