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[試合後談話]2025.4.13

山﨑海斗vsシーサケット! 初回に驚きの展開!

注目の一戦!
 日本スーパーバンタム級9位の山﨑海斗(26=六島)と元WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者でWBC同級9位のシーサケット・ルビンサイ(38=タイ)が13日、大阪市立住吉区民センターで開催された「コスメフェリーチェ株式会社 presents You will be the Champion 22」のセミファイナル、スーパーバンタム級8回戦で拳を交えた。

 試合は、初回から大きく動いた!
山﨑海斗がダウンを奪って勝利!
 スーパーフライ級を主戦場としてきた8連勝中の現役レジェンド、シーサケットは、初回に山﨑の右ストレートの打ち下ろしの後に返された左フックでダウン。すぐに立ち上がると、表情を変えずに、最終回まで、プレスを強めて左ストレートと左右のフックで距離を詰めた。山﨑は被弾する場面もあったが、シーサケットの連打は回避して、右ストレートと左フックで応戦。タイの英雄から大金星を挙げた。
元世界王者を撃破!
 昨年10月以来のタイトル戦(WBO-AP戦)以来の再起戦を飾った山﨑は、「最初にダウンを奪って、そのままいけるかと思ったが、的確なパンチを入れてきて強かった。安東トレーナーと取り組んできた作戦がハマった。勝ててホッとしている」と、値千金の勝利に笑顔を見せた。
「家族のために頑張る!」
 世界ランキング入りを確実とした山﨑は「(世界ランクには)入れたらうれしいが、今日、勝てたことが何より。もっと実力をつけて、年内にタイトル戦をやりたい」とタイトル再挑戦を熱望した。

 試合後、長女・情礼(せいら)ちゃんをリングに上げて記念撮影した山﨑は「家族のために頑張ります!」と、一家の大黒柱としての自覚を示した。
「山﨑はテクニックがあった」
 一方、元世界王者の力を見せたが敗れたシーサケットは「ダウンは(左フックを)避けようとしたが間に合わなかった。山﨑はテクニックがあり、強かった」と苦笑いを浮かべると、「スーパーバンタム級では、相手が大きかった。バンタム級の方がいいね」と再起を誓った。
採点表