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[海外試合結果]2025.2.23

スティーブンソン&オルティス&アダメス

リヤド世界戦

 サウジアラビアのリヤドで日本時間の23日、『リヤド・シーズン』が開催され、WBC世界ライト級王者のシャクール・スティーブンソン(27=米)が、代役出場の同級12位ジョシュ・パドレイ(29=英)を相手に、2度目の防衛戦に臨んだ。

 この日は、WBC世界スーパーウェルター級暫王者バージル・オルティスJr(26=米)が、前WBA世界同級王者イズラエル・モドリモフ(30=ウズベキスタン)と対戦した。

 WBC世界ミドル級タイトルマッチ、王者カルロス・アダメス(30=米)と同級1位ハマザ・シーラズ(25=英)戦、WBC世界ライトヘビー級暫定タイトルマッチ、暫定王者ジョシュア・ブアッチィ(31=英)対元WBA・WBC世界スーパーミドル級統一王者カラム・スミス(34=英)戦も行われた。

ティーブンソンが3度倒してV2
 サウスポーのWBC世界ライト級王者スティーブンソンは、ジャブから右ストレートに繋げ、序盤からスピードで圧倒した。代役挑戦者のパドレイもボディにパンチを打ち込み反撃を試みるも、スティーブンソンは、さらにギアを上げて、上下にコンビネーションを放った。6回にはパドレイがロープ際に押し込み、左右ボディを連打するが、スティーブンソンがカウンターをヒット。そして迎えた9回、スティーブンソンが左ストレートでダウンを奪うと、再開後にもボディで再び倒し、最後も左ボディストレートでダウンを奪い、試合は終了。スティーブンソンが9回3分TKO勝利で、2度目の防衛に成功した。
オルティスが判定で暫定王座初防衛
 WBCスーパーウェルター級暫定王者のオルティスは、ガードを上げてプレッシャーをかけると、挑戦者モドリモフは足を使い、リングを回る序盤戦。圧力をかけ続け、左ボディから攻め込むオルティスに対し、下がりながらも右カウンターで対抗するモドリモフ。終盤に入るとモドリモフの足は止まり、次第に撃ち合いに突入する。最終回には互いに強打を打ち込み合って、ゴング。オルティスが3-0(117-111,115-113,115-113)判定勝利で、暫定王座の初防衛に成功した。
アダメスvsシーラズはドロー
 WBC世界ミドル級タイトルマッチは、長身の挑戦者シーラズがジャブを突いてリングをサークリング、王者アダメスはジックリと前進して打ち終わりを狙った。中盤はアダメスが先手でジャブから右を放つと、シーラズがタイミングを測り右を打ち下ろした。クリンチの少ない展開で、パンチの交換が最後ま続き、拮抗した試合は終了。判定は1者が118-110でアダメス、もう1者が115-114でシーラズ、最後は114-114で1-1のドローで、アダメスが3度目の防衛に成功した。
スミスが判定で世界王座に返り咲き,
 WBOライトヘビー級暫定王座タイトルマッチは、初回から打ち合いが始まった。暫定王者ブアッチィの足に引っかかり、挑戦者スミスが倒れるも、スリップ。3回にはブアッチィが左ボディを決めて、スミスの腰を落とした。すると6回にはスミスが左ボディからから右ストレートを効かせ一気に攻め立て、ブアッチィもカウンターの左で反撃し、会場を盛り上げる。すると9回もスミスが右ストレートを顔面にヒットさせ、優位に試合を運び終了。3-0(115-113,119-110,116-112)判定勝利で、暫定ながらスミスが世界王座に返り咲いた。