ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2025.2.2

京都で拳士たちが魅せた!

熱戦!
 BMBジム主催の「SHOW DOWN in京都3」が2日、KBS京都ホールで行われ、未来のチャンピオンを目指すボクサーが熱戦を繰り広げた。

 第7試合60.5kg契約4回戦では、社納成登(しゃのう・しげと/23=BMB)と中村朋仁(24=陽光アダチ)が対戦した。
社納成登(しゃのう・しげと/BMB)がKO勝ち!
 社納が長いリーチを活かして左フック、ワンツーでペースを握ると、2回に左フックで中村をグラつかせて、ワンツーでダウンを演出。再開後、社能の右ストトレートが中村の顔面を捉えたところで、レフェリーが割って入った。
「奥本トレーナーに褒めてもらえてうれしい」
 見事なKO勝ちを飾った社納は「今日は、出だしから相手のパンチが見えて、動きが軽かった。ダウンを奪ったワンツーには、手応えを感じた」と勝利を喜び、元日本スーパーフライ級王者の奥本貴之トレーナーに対して、「分かりやすく教えてくれるので、強くなっているのを実感する。勝って褒めてもらったので、本当にうれしい」と、感謝の気持ちを述べた。
寺地拳四朗から祝福された
 中学3年の時にYouTubeで拳四朗の試合を見たことがきっかけでボクシングに興味を持ち、高校1年でBMBジムに入門。滋賀県湖南市から電車で1時間半かけてジムに通っている。

 取材中、本日エキシビジョンマッチに会場に訪れていた、WBC世界フライ級王者の寺地拳四朗(33=BMB)から祝福の言葉を懸けられた社納は、恐縮しながらも満面の笑みを浮かべた。
中迫樹来(SFマキ)が初勝利!
 第6試合50.5kg契約4回戦では、中迫樹来(23=SFマキ)と菅能滝地(かんのう・りゅうち/17=陽光アダチ)が激突。中迫が右ショートで腰を沈めさせて攻勢。左ボディを織りまぜたコンビネーションで攻め立てた。右カウンターで逆転を狙う菅能に対し、攻撃の手を緩めずレフェリーストップに持ち込んだ。
上原成剛マネージャーと勝利を分かち合った
 4戦目で念願の初勝利を挙げた中迫は、「やっと勝つことができた。これ以上の感動はない! 周りのサポートのおかげで勝てた」と喜びに浸った。2023年10月にデビューした中迫だが、勝ち星がつかず悔しい思いが続いた。しかし、「応援してくれる人もいるし、負けたままで終わるわけにはいかない」と拳を磨き続けた。

「やっと勝つことができた」

 「出稽古を重ね、周りから見られることに慣れた。練習も休まずに続けたので、絶対に結果がついてくると信じて戦った」と語る中迫は、今後の目標について「全日本新人王を目指します!」と力強く宣言した。