[試合後談話]2025.2.1
齋藤麗王vs保坂剛! 逆転KOに後楽園ホール大熱狂!
ランカー対決!
WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級5位の齋藤麗王(26=帝拳)と日本同級9位の保坂剛(28=三迫)が1日、後楽園ホールで開催された「第29回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」60.0kg契約8回戦で激突した。
齋藤麗王(帝拳)が逆転KO!
サウスポー保坂が、左ストレートでダウンを先取。3回にはカウンターの右フックで、ダウンを追加した。厳しい展開になった齋藤だが、気持ちを切らさず距離を詰めると、ボディにパンチを集めて反撃。激しい打撃戦を繰り広げる中、ジワリジワリと挽回した。7回、齋藤は左フックで保坂をグラつかると、ロープに詰めて怒涛の連打で、レフェリーストップに持ち込んだ。
「途中から被弾覚悟で前に出た」
劣勢をひっくり返した齋藤は、「苦しい試合だった。2度ダウンして、パンチをもらう覚悟で前に出た。効かせた時にレフェリーが視界に入り、ここでパンチをまとめたら止めてくれるのではないかと思って、仕留めに行った。勝ててホッとしている。勝って自信にはなるが、この戦い方では寿命が縮まりますね」と汗を拭いながら、激戦を振り返った。
Sフェザー級に齋藤麗王あり!
WBO-APランキングに入っている齋藤だが、今回の勝利で日本ランキング入りも確実とした。齋藤は「決められた試合を勝って、タイトルに近づいていきたい。同世代の天心(那須川天心)や流星(松本流星=日本ミニマム級王者)の活躍に追いつきたい」と言葉に力を込めた。
「弱さが出てしまった」
一方、手痛い敗戦となった保坂は「最後は集中力が切れて、弱い部分が出てしまった」と力なく答えた。
傍にいた三迫貴志会長は、「良いところもたくさんあったが、気持ちの差が出た。こんな経験は、試合でしか得ることができない。伸びているので、ここから這い上がってほしい」と、復活に期待を寄せた。
傍にいた三迫貴志会長は、「良いところもたくさんあったが、気持ちの差が出た。こんな経験は、試合でしか得ることができない。伸びているので、ここから這い上がってほしい」と、復活に期待を寄せた。