[試合後会見]2025.2.1
パーフェクトレコード村田昴が魅せた!
村田昴(帝拳)の初防衛戦
WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王者の村田昴(28=帝拳)が1日、後楽園ホールで開催された「第29回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントに出場。同級1位のジョセフ・アンボ(28=比)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
ここまで全勝全KOの村田のパフォーマンスに注目が集まった。
ここまで全勝全KOの村田のパフォーマンスに注目が集まった。
2回1分40秒KO!
サウスポー村田が右ボディを突き刺し、リズムを作ると左ショートで倒し、絶好のスタートを切った。2回、独特のタイミングで左右を振ってくるアンボに対し、村田は冷静に対応すると、左ボディストレートをジャストミート! 一瞬の間を置いてしゃがみ込んだアンボは、どうにか立ち上がったが、レフェリーは10カウントを数え上げた。
「初回から力んでしまった」
パーフェクトレコード(9戦全勝9KO)を更新した村田は「試合前に陣営から『力を抜けば自然と倒せるよ』と言われていたが、今日はKO決着やダウンシーンが多かったので、派手に倒してやろうと力んでしまった。初回からガチガチのフルパワーでいってしまった」と苦笑いを交えながら、圧勝劇を振り返った。
王座統一戦を希望!
リング上で日本同級王者の下町俊貴(28=グリーンツダ)やOPBF東洋太平洋同級王者の中嶋一輝(31=大橋)との王座統一戦を希望した。村田は「先を目指していきたいので、防衛戦だけではなく、統一戦もあればモチベーションが上がる」と目を輝かせながら、今後の抱負を語った。
最後の左ボディストレートは見えなかった
試合後の取材に対してアンボは「ボディストレートは良いタイミングで、みぞおちに当たってしまった。パンチは見えなくて効いてしまった」と俯き加減に語り、「上手い選手。今までやった選手の中では、強かったと思う」と、悔しさをにじませた。