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[試合後談話]2025.1.14

現役高校生! アマチュア2冠の大胡晴哉が圧巻のプロデビュー!

大胡晴哉(おおご・はるや/18=吉祥寺鉄拳8)が魅せた!
 インターハイ、全国選抜大会優勝の大胡晴哉(おおご・はるや/18=吉祥寺鉄拳8)が14日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル127 ふじの国PROFESSIONAL BOXING 6」ライト級6回戦で、元WBCユース・スーパーライト級王者のペン・ファン(32=中国)と拳を交えた。

 これまで23戦してKO負けがないタフなペンに対し、大胡が魅せた!
初回KO勝ち!
 左右フックを振りまわりながら頭をぶつけてくるペンに対し、大胡はジャブから丁寧に組み立てると、ワンツーでグラつかせて攻勢。チャンスを逃さず右ストレートでダウンをゲット。立ち上がったペンだが、レフェリーは10カウントを数え上げた。
「自信につながった」
 見事なKO勝ちを飾った大胡は、「もっとじっくりと攻めるつもりだったが、効いているのがわかったのでパンチをまとめた。ダウンを奪った右ストレートは、下に打ち下ろすイメージ。これまでKO負けがない相手を倒して自信になったし、良いアピールができた」と笑顔が弾けた。
「まずは日本ユース王座を目指す」
 吉祥寺鉄拳8ジムの権喆俊会長は、「立ち上がりは動きが硬かったので心配したが、あのような倒し方をするとは驚いた。パンチもキレていたし、合格点」と、納得の表情を浮かべ、「チャンスがあれば、どんな相手でもさせたい」と強敵からのオファーを歓迎した。

 大胡は「当面の目標は、ライト級での日本ユースタイトル」と言葉に力を込めた。明日、授業がある大胡は無傷で学校に登校する。
「相手はスピードがあった」
 一方、キャリア初のKO負けを喫したペンは「スピードがあって、右ストレートが見えなかった。立ち上がったし、まだ試合はできた」と強がったが、横にいたトレーナーは「これ以上戦っても勝ち目はなかった。相手が強かった」と完敗を認めた。