[試合後会見]2024.11.12
初回から激アツ! 高山涼深vs青山功!
日本スーパーフライ級王座戦
日本スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の高山涼深(28=ワタナベ)対同級12位の青山功(35=セレス)の一戦が12日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル124&DANGAN270」のメインイベントで行われた。
3度目の防衛戦に臨んだ高山の強打が爆発したのか? それとも、キャリア15年目で初のタイトルマッチの舞台に上がった青山が下克上を果たしのか? 注目の一戦のゴングが鳴り響いた!
3度目の防衛戦に臨んだ高山の強打が爆発したのか? それとも、キャリア15年目で初のタイトルマッチの舞台に上がった青山が下克上を果たしのか? 注目の一戦のゴングが鳴り響いた!
高山涼深(ワタナベ)がV3を達成!
サウスポー高山が重厚なプレスからワンツー、左ボディストレートを痛打。青山も気持ちを強く持って、ジャブから左ボディに繋げて応戦。開始から両者ともに打撃戦を繰り広げた。しかし、高山が強烈なパンチでダメージを蓄積させると、右フックでグラつかせてペースを握った。2回、高山は上下のコンビネーションから右フックをさく裂させ、ダウンを演出。青山に10カウントを聞かせた。
「練習していた左ボディが当たった」
試合後、囲み取材に応じた高山は、「相手が気持ちを入れてきたので、初回から前に出てくることも想定していた。練習してきた左ボディストレートで嫌な顔をしていたので、迷わず攻めた」と、自らのパフォーマンスに納得の表情を浮かべた。
「アジアで敵なしを証明していく」
主要4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)で世界ランキング入りを果たしている高山は、「日本やアジアで敵なしを証明して、チャンスがあれば世界にいきたい。ジムの偉大な先輩たちの背中を追いかけて、いずれ追い抜きたい」と、さらなる飛躍を誓った。
チャンピオンカーニバルで山口仁也(三迫)を迎え撃つ
次戦は、チャンピオンカーニバルで挑戦権を獲得している同級2位の山口仁也(24=三迫)を迎え撃つ。高山は、「次の相手はサウスポーなので、気持ちを入れ替えて練習するのみ」と、気を緩めることはなかった。
チャンピオンカーニバルで山口仁也(三迫)を迎え撃つ
次戦は、チャンピオンカーニバルで挑戦権を獲得している同級2位の山口仁也(24=三迫)を迎え撃つ。高山は、「次の相手はサウスポーなので、気持ちを入れ替えて練習するのみ」と、気を緩めることはなかった。
「これからだったが…」
一方、KO負けを喫した青山は、「チャンピオンは初回からプレスをかけてきたが、思っていたより耐えられるし、こっちのパンチも当たるので、ラウンドを重ねながら作戦をハメていこうとしたが…。右フックが強かった。タイトルマッチだからといって浮かれることもなく、いつも通り落ち着いてできたと思う。結果は残念だが、ここまでやってきた練習は無駄ではない」と悔しさをにじませながら、試合を振り返った。
セレス小林会長は、「練習していたことは出せたが、体が浮いてしまう癖を修正することができず、強いパンチをもらってしまった。チャンピオンが1枚も2枚も上だったね」と語った。
セレス小林会長は、「練習していたことは出せたが、体が浮いてしまう癖を修正することができず、強いパンチをもらってしまった。チャンピオンが1枚も2枚も上だったね」と語った。
山口仁也(三迫)
この試合を観戦した山口仁也は、「次戦の相手が決まって、来春のチャンピオンカーニバルが楽しみになった。周りの評価が高く、無敗の高山選手と対戦できるので、しっかりと勝って新チャンピオンになります!」とベルト奪取を誓った。