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[ニュース]2024.11.2

元世界王者の平仲明信氏の長男・信裕がプロ転向!

平仲信裕がプロに転向
 元WBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級王者の平仲明信氏(平仲ボクシングスクール会長)の長男・平仲信裕(28=平仲BS)がプロに転向。10月26日(土)に沖縄市内で行われたプロテスト(B級)に合格した。

 昨年、アマチュア全日本選手権で優勝した平仲は、親子2代での世界チャンピオンを目指す。
昨年、アマチュア全日本選手権優勝
 電話取材に応じた平仲は、「期待されているのはわかっているし、プレッシャーも感じている」と、素直な胸の内を明かした。

 昨年、7度目の挑戦で全日本選手権に優勝して、プロのリングに上がる決意を固めた。「(全日本選手権は)執念で獲ったタイトル。アマチュアは区切りをつけて、プロのリングで勝負したいと思った。タイミングとしても良かった」。

 デビュー戦は、来年を予定しており、「まだまだ足りないところがある。デビュー戦までに仕上げていきたい」と慎重に言葉を選んだ。
ウェルター級で頂点を目指す
 平仲ジムは、これまで何度もチャンピオンの高い壁に跳ね返されており、まだチャンピオンは誕生していない。「皆、惜しいところまで行っている。自分がタイトルを獲ってジムを盛り上げていきたい。本当なら『世界』と言いたいところだけど、自分が戦っていくウェルター級は、そう簡単に(世界と)言える階級ではないですから」。
デビュー戦は来年を予定
 父・明信会長は、「アマチュアでやるにしろ、プロでやるにしろ、しっかりと練習しなさい、世界チャンピオンになるのは、そんなに簡単なものではないと、常々言ってきた。本人は沖縄で頑張ると言っている。彼は力があるので、頑張ればチャンピオンになれる。本人の考えを聞いてから、どうやっていこうかを考えながら進めていきたい」と、期待を寄せた。
親子2代での世界チャンピオンへ
 28歳でのプロ転向と、時間は限られている。平仲は、「正直なところ、時間がないので、30歳までには国内タイトルを獲りたい。パンチをもらわないで倒すボクサーを目指す。親子で初めてのオリンピック出場という夢は果たせなかったが、焦らずに上を目指す。自信はあります」と言葉に力を込めた。沖縄のジムから世界を目指す平仲に注目だ。