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[試合後談話]2024.9.21

日中平和友好4VS4親善マッチ!

大将戦!
 「WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT&G.O.A.T.MATCH vol.4 日中平和友好4VS4親善試合」が21日、後楽園ホールで行われ、日本と中国のホープが激突した。

 メインイベントのスーパーライト級8回戦では、堀池空希(22=横浜光)とワン・ラクセン(25=中国)が対戦した。
堀池空希(横浜光)が判定勝ち
 序盤は中間距離で主導権争いを展開。堀池はバックステップから左ボディ、左フックを好打してポイントを重ねた。サウスポーのワンも左ストレートで応戦した。6回、堀池は右ボディでダウンを先取。その後もジャブを軸に集中力を切らさず戦い抜いた。
「Sライト級で上を目指す」
 難敵を撃破した堀池は、「ダウンを奪ったが、ダメージがないのはわかっていたので、焦らずに攻めた。相手は体が強くて、ディフェンスが上手くてやりにくかった。サウスポーで押し込んでくるタイプなので、(得意の)左ボディも打ちづらかった」と冷静に試合を振り返った。

 堀池が主戦場とするスーパーライト級は、李健太(28=帝拳)が日本王座を保持しており、同級1位の関根幸太朗(26=ワタナベ)と同級2位の渡来美響(25=三迫)が王座挑戦権を争う。実力者が揃う階級だが、「やるからには一番を目指している」と、まずは日本ランキング入りを目指す。
「採点に納得がいかない」
 一方、最後まで粘りを見せたワンは、「採点に納得がいかない。お客さんは誰が勝ったかわかるはず。実力は自分の方が上。もし、再戦したら次はKOで勝つ」と強がった。
高優一郎(横浜光)が3勝目
 フェザー級8回戦では、高優一郎(たか・ゆういちろう/23=横浜光)とダウス・リテ(23=中国)が激突。長身サウスポーのダウスに対し、高は鋭い踏み込みから右ボディを好打。回転力を活かした連打で押し切った。

 A級初戦を勝利した高は、「思っていた通り、パンチ力がある選手で途中、効かされて苦しい場面もあったが、勝ててホッとしている。ボディで効かせたが、詰め切るスタミナがまだまだない」と、快勝にも満足することはなかった。

4ヶ月で3勝!

 高は拓殖大学ボクシング部で活躍し、全日本選手権3位の実績を残し、今年5月にデビュー。4ヶ月半で3試合と、ハイペースで消化している。取材を終えると、「よく名字を高(こう)と言われるので、高(たか)で覚えてください!」と笑顔を見せた。
日本が勝ち越し
 第4回目を迎えた日中平和友好4VS4親善試合は、日本が3勝1敗で勝ち越した。