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[試合後談話]2024.9.17

渋谷亮太vs印波優心! バンタム級新鋭対決!

熱戦!
 日本バンタム級14位の渋谷亮太(23=T&T)と印波優心(いんば・ゆうしん/22=レイスポーツ)が17日、後楽園ホールで開催された「OVER HEAT BOXERS NIGHT.110」のメインイベント、バンタム級8回戦で対戦した。

 渋谷がランカーの力を示したのか?それとも印波がランキングの座を奪ったのかーー。
印波優心(レイスポーツ)が勝利!
 上体を忙しく動かしながらテンポの良さを見せる印波に対し、渋谷はガードを固めながらボディに的を絞った。左ボディを浴びた印波だが、足を使いながらジャブ、左のコンビネーションをヒット。ガードの上からでも豊富な手数で、ジャッジに攻勢をアピールした。7回、印波は回転力を活かした連打で攻勢。8回は、渋谷がショートアッパー、左ボディで盛り返した。2~4ポイント差をつけた印波が勝利した。
レイスポーツジムから日本ランカーが誕生!
 A級初戦で日本ランカーを撃破した印波は、「ボディが効いたが、根性で乗り切った。冷静さを保ちながら打ち合いに行かなかったのが勝因。ジャブでペースを作って、ガードの上からでも打つ作戦だった。課題は残ったが、勝つことができてうれしい」と笑顔が弾けた。
佐藤達雄会長(レイスポーツ)
 レイスポーツジムの佐藤達雄会長は、「ブロックして、リターンのパンチがよく当たっていた。初めての8ラウンドだったが、よくやってくれた」と印波を称えた。

 今回の勝利で日本ランキング入りを確実とした22歳のホープは、「チャンスが来たら日本ユース王座に挑戦したいし、ランキングを上げて日本タイトルを狙っていきたい。バンタム級で名前を売っていく」と抱負を語った。
「良い選手だった」
 一方、悔しい敗戦となった渋谷は、「パンチをもらった感じはなかったが、採点のことは考えていなかった。今、振り返ると、もっとできたと思う」と唇を噛み締めた。
採点表