10月13日(日)はカシメロ、小國以載、京口紘人、谷口将隆らが競演!
10月13日(日)に横浜武道館から「U-NEXT」がライブ配信する「TREASURE BOXING PROMOTION 7」の発表会見が9日、都内で行われ、リベンジマッチに挑む京口紘人(30=ワタナベ)、1年ぶりの試合となる小國以載(36=角海老宝石)、世界王座奪還を目指す谷口将隆(30=ワタナベ)、WBO-AP王座決定戦で再起を狙う藤原茜(37=ワタナベ)らが登壇した。
この日は、メインイベントに登場するジョンリエル・カシメロ(34=比)と、京口と再戦するビンス・パラス(25=比)もオンラインで会見に参加した。
笑顔で会見場に姿を見せた小國は「世界ランカーで、サウスポーは外してもらった」と、対戦相手の希望を伊藤雅雪プロモーターに伝えたと戯けて見せたが、「自分のボクシングがどこまで通じるか」を確認するために、1年ぶりに試合を迎える。ンギーチュンバがスイッチして、サウスポーに構えることもあると記者から聞くと、「自分もサウスポーになりますよ」っと笑い飛ばず余裕も見せた。
昨年10月に負傷ドローとなったジョンリエル・カシメロ(33=比)との再戦の意思を問われたが、「格上の選手だと思っているので、やれたらラッキーぐらいに思っているが、今は目の前の試合に勝ちたい」と、ンギーチュンバ戦に集中した。
そのンギーチュンバに関しては「パワーがある選手。強いと思いますよ。でも、まあ、なんとかします」と、世界ランカーとの対決を心待ちにした。
この日は、オンラインでの参加となったカシメロだが、伊藤プロモーターからは、9月20日に来日して、日本で最終調整をする準備を進めていることが伝えられた。現在は、フィリピンで4名のスパーリングパートナーらと調整中のカシメロは、130lbと体重調整にも不安はなかった。
これまでと同様に、スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)への挑戦を目指しているカシメロだが、現実路線も探りつつあるようで、「10月13日の試合を見てほしい。準備はできている。ショック・ザ・ワールド(世界を驚かそう)」と試合内容で、モンスターへの挑戦をアピールすることを誓った。
韓国で行った前回の試合で、判定負けを喫した京口は、ダイレクトリマッチで、ビンス・パラス(25=比)と3度目の対決を迎える。会見では、「戦いたくなったというよりも、ボクシングがしたくなった」と、一度は引退もよぎった心境の変化を明かした。その上で、「アグレッシブさが足りなかった」と、5月の試合を振り返り、「モチベーションが一番高くなる試合」として、パラスとの決着戦を選んだことを伝えた。
ライトフライ級時代には、王座統一戦で拳を交えた寺地拳四朗(BMB)が、同じフライ級に転級してきたことに関して、「いつかは上げてくると思っていたので、その時期が来たのだろう。チャンピオンになると思っているので絡んでいけたらと思うが、先のことは考えていない。この試合にかけている」と、目の前の試合に集中した。
対戦相手のパラスは、「1勝1敗なので、決着をつけるのが良い」と、3度目の対決に目を輝かせた。