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[会見]2024.9.9

10月13日(日)はカシメロ、小國以載、京口紘人、谷口将隆らが競演!

Treasure Boxing Promotion 7

 10月13日(日)に横浜武道館から「U-NEXT」がライブ配信する「TREASURE BOXING PROMOTION 7」の発表会見が9日、都内で行われ、リベンジマッチに挑む京口紘人(30=ワタナベ)、1年ぶりの試合となる小國以載(36=角海老宝石)、世界王座奪還を目指す谷口将隆(30=ワタナベ)、WBO-AP王座決定戦で再起を狙う藤原茜(37=ワタナベ)らが登壇した。

 この日は、メインイベントに登場するジョンリエル・カシメロ(34=比)と、京口と再戦するビンス・パラス(25=比)もオンラインで会見に参加した。

世界へアピール!

 笑顔で会見場に姿を見せた小國は「世界ランカーで、サウスポーは外してもらった」と、対戦相手の希望を伊藤雅雪プロモーターに伝えたと戯けて見せたが、「自分のボクシングがどこまで通じるか」を確認するために、1年ぶりに試合を迎える。ンギーチュンバがスイッチして、サウスポーに構えることもあると記者から聞くと、「自分もサウスポーになりますよ」っと笑い飛ばず余裕も見せた。

 昨年10月に負傷ドローとなったジョンリエル・カシメロ(33=比)との再戦の意思を問われたが、「格上の選手だと思っているので、やれたらラッキーぐらいに思っているが、今は目の前の試合に勝ちたい」と、ンギーチュンバ戦に集中した。

 そのンギーチュンバに関しては「パワーがある選手。強いと思いますよ。でも、まあ、なんとかします」と、世界ランカーとの対決を心待ちにした。

ラウンドガール投票も開催

 この日は、オンラインでの参加となったカシメロだが、伊藤プロモーターからは、9月20日に来日して、日本で最終調整をする準備を進めていることが伝えられた。現在は、フィリピンで4名のスパーリングパートナーらと調整中のカシメロは、130lbと体重調整にも不安はなかった。

 これまでと同様に、スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)への挑戦を目指しているカシメロだが、現実路線も探りつつあるようで、「10月13日の試合を見てほしい。準備はできている。ショック・ザ・ワールド(世界を驚かそう)」と試合内容で、モンスターへの挑戦をアピールすることを誓った。

ジョンリエル・カシメロ(34=比)
 10月13日(日)の横浜武道館は、目の肥えたボクシングファンにアピールしたい選手たちが「サバイバルマッチ」に続々と登場する。

 韓国で行った前回の試合で、判定負けを喫した京口は、ダイレクトリマッチで、ビンス・パラス(25=比)と3度目の対決を迎える。会見では、「戦いたくなったというよりも、ボクシングがしたくなった」と、一度は引退もよぎった心境の変化を明かした。その上で、「アグレッシブさが足りなかった」と、5月の試合を振り返り、「モチベーションが一番高くなる試合」として、パラスとの決着戦を選んだことを伝えた。

 ライトフライ級時代には、王座統一戦で拳を交えた寺地拳四朗(BMB)が、同じフライ級に転級してきたことに関して、「いつかは上げてくると思っていたので、その時期が来たのだろう。チャンピオンになると思っているので絡んでいけたらと思うが、先のことは考えていない。この試合にかけている」と、目の前の試合に集中した。

 対戦相手のパラスは、「1勝1敗なので、決着をつけるのが良い」と、3度目の対決に目を輝かせた。
10月13日(日)横浜武道館
 同じく会見に同席した谷口は、拳四朗が転級したことに「ライトフライ級は世界王者空位が多いので、上位ランカーからチャンスがある」と、世界王座奪還に向けて、世界ランカーとの対決を希望した。谷口の対戦相手は、今後発表される見込みだが、伊藤プロモーターも谷口の意向に沿ったマッチメイキングを約束した。
 
世界を目指す藤原茜!次はWBOアジアパシフィック
 世界を目指してキャリアを積んできた藤原茜は、「(日本タイトル)防衛戦で勝つことができなかったが、まだ終われない。『まだまだやれるぞ』というところを見せたい。アジアのベルトも日本のベルトも、やることは変わらない。コツコツやること。最後まで集中力を切らさないで、武器を出せる展開を作りたい」と自身を鼓舞した。その上で、「WBO-APタイトルをとって、世界を目指す。負けたら、次は、なかなか来ないと思って、取り組んでいます」と熱い心のうちを明かした。