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[前日計量]2024.8.23

亀田和毅とL・ドラミニが321日ぶりに対面!

いよいよ決戦!
 IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級挑戦者決定戦の前日計量と記者会見が23日、ホテルモントレ グラスミア大阪で行われ、同級3位の亀田和毅(33=TMK)と同級2位のレラト・ドラミニ(30=南ア)が計量に臨んだ。

 昨年10月以来の再戦は、明日(24日)、大阪・大和アリーナで開催される「3150×LUSHBOMU vol.1」のメインイベントとして行われ、試合の模様はABEMAで無料ライブ配信される。

 両者は、昨年10月に拳を交えてドラミニが判定勝ち。亀田はリベンジと世界王座挑戦権獲得を狙う。
亀田和毅(TMK)57.0kg
 計量後に行われたフェイスオフ。微動だにしないドラミニに対し、亀田は手をブラブラさせたり、軽くシャドーボクシングをしながら、ニヤリと笑った。相手への挑発というより、決戦を待ちきれず気持ちを抑えるために体を動かしているように感じられた。

「自分の仕事をするだけ」亀田和毅

 フェザー級リミットを100g下回る57.0kgでクリアした亀田は、「今のスタイルを出したら熱い試合になる。明日は俺の仕事をするだけ。進化した姿を見せる」と意気込んだ。父・亀田史郎トレーナーと作り上げてきた攻撃的スタイルで、雪辱を果たすつもりだ。
 
アンジェロ・レオ(米)に挑戦するのは?
 この試合に勝てば、IBF世界フェザー級王者のアンジェロ・レオ(30=米)への挑戦が濃厚だ。レオは、フェザー級ナンバーワンの呼び声が高かったルイス・アルベルト・ロペス(31=メキシコ)を倒し、世界2階級制覇を達成した。

 亀田は、「サプライス(番狂わせ)と言われているが、ラスベガスで2回ほどスパーリングをしたことがあるが、良い選手だったので勝ちもあると思っていた」と、驚きはなかったという。

 世界3階級制覇に向けて亀田が、決戦のリングに上がる。
レラト・ドラミニ(南ア)56.8kg
 2度目の来日のドラミニは、300gアンダー56.8kgで計量を終えた。計量後、会見に臨んだドラミニは、「日本に戻ってくることができてうれしい。前回の試合と変わらず、自分が勝つだけ。どのような展開になるかは、明日の試合を見てほしい」と多くは語らず、内に秘めた闘志を感じさせた。
亀田興毅ファウンダー
 亀田興毅ファウンダーは、「和毅、優大選手(重岡優大=ワタナベ)、健文選手(健文トーレス=TMK)の3人とも勝てば、次は世界戦。勝負の3連戦、必ず面白い試合になるので、お楽しみに」と語った。
大阪・大和アリーナでゴング!
■検診結果
IBF世界フェザー級挑戦者決定戦
IBF3位:亀田和毅(TMK)
血圧:141/90mm/Hg
脈拍:50/min
体温:36.5℃

IBF2位:レラト・ドラミニ(南ア)
血圧:112/74mm/Hg
脈拍:46/min
体温:36.3℃

オフィシャル
レフェリー:中村勝彦(日本)
ジャッジ:ロバート・ホイル(米国)
ジャッジ:ダイアナ・ドリュース・ミラニ(ドイツ)
ジャッジ:ボブ・ウイリアムズ(英国)
立会人:ベン・ケイルティ(豪州)